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アーリング・ハーランドの印象

2023-07-28 22:37:29 | ワールドサッカー
今回のマンチェスターシティでは、写真のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを見るのが最大の目的でした。リザーブリーグの選手以外は、誰を見てもワールドクラスのチームですが、ハーランドはプレミアリーグでこれまでの記録を塗り替える得点数で得点王になっており、彼がどうやって点を取っているか、この試合でもある程度見えるだろうと期待していました。

映像で見ても、ポストプレーをしながら、その後スピード型FWと比べても遜色ないスピードで上がって行けるのが売りというのはわかりましたが、もちろんシュート技術にも高いものを持っています。後半の頭から途中出場してきたハーランドは、投入後わずか6分でフォーデンのパスを受けると、チェックに来たエドゥアルドを軽くかわして、空いているシュートコースを正確に射貫いています。

また、カウンターになれば、ハーランドにもドリブルがあります。ハーフウェイライン付近で受けてから、バイタルエリアまで持っていってラストパスを出せるところまでは持って行けるので、カウンターで彼に収めてもらうのも、シティの一つの攻撃パターンです。それだけ、たくさんの役割を同時にこなすことができるのが彼の強みです。

194cmの長身でヘディングが強いので、CKの守備ではニアサイドでクロスをクリアする「ストーン」の役割をしています。横浜FMは最低でもハーランドのところは越さないとチャンスにならないので、蹴りにくそうな印象も持っています。もっとも、これだけのFWがいるのに、ノルウェー代表が国際大会で結果を出せていない理由も少しだけ見えました。

それはハーランドがどちらかと言えば「待ちのFW」だからです。ペナルティーエリアにいれば瞬間的なスピードも持っており相手DFを外せますが、個人技で相手DFを次々と外すようなメッシのようなFWではありません。そのため、弱小チームを一人で勝たせる役割は向いておらず、ある程度実力のあるチームに入って、チームの駒として結果を出す方が向いている印象です。

それでも、これだけの選手が日本に来て、しかも2ゴールと結果も出してくれたことは一つの感動でした。メッシ、ロナウド時代が終わった今、これからの欧州サッカーが「エムバペ、ハーランド時代」に向かう端境期で、三冠にもなったシティの黄金時代を牽引する一人であることは間違いないです。








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