アジア2次予選組み合わせ決定

グループA
カタール,インド,クウェート,アフガニスタン／モンゴル

前回大会に開催国枠でW杯に出場しているカタールは、比較的楽な組に入りました。第二ポットでは力の落ちるインドで、クウェートもここのところ国際大会で結果を出していません。カタールの1位通過は間違いないでしょうが、残る1枠の争いはインド、クウェートですが、1次予選でアフガニスタンが勝ち上がれば、彼らは欧州でプレーしているアフガニスタン人なので不気味です。

グループB
日本,シリア,北朝鮮,ミャンマー／マカオ

日本はかなり厳しい組に入りました。理由は北朝鮮の存在で、彼らは極端な秘密主義で国際試合をほとんどやらないので、実力の割にFIFAランキングが低いので第三ポットとなります。北朝鮮は前回大会では韓国と対戦し、無観客でテレビ中継なしという密室試合を実施したこともあります。シリアも不気味な相手ですが、アウェイ戦はシリア国内での開催が難しく中立地開催という条件を味方につけたいところです。

グループC
韓国,中国,タイ,シンガポール／グアム

韓国も厳しい組です。シンガポール/グアムの勝者は問題ないでしょうが、中国、タイとアウェイ戦では厳しい条件の相手が来ました。特に、タイのアウェイ戦は高温多湿の気候が足を引っ張る可能性がありますが、ここで勝ち点3を取り損ねると苦しい戦いに巻き込まれます。中国は最終予選進出にはタイとシンガポール/グアムの勝者からは確実に勝ち点3を確保する戦いでしょう。

グループD
オマーン,キルギス,マレーシア,台湾／東ティモール

オマーンはかなり楽な組です。もちろん、マレーシアや(台湾/東ティモールの勝者)では東南アジアの厳しい暑さが待っていますが、それでも第二ポットのチームが実力が落ちるキルギスなので、1位通過は間違いないでしょう。

グループE
イラン,ウズベキスタン,トルクメニスタン,香港／ブータン

この組は2強2弱に明確に分かれるでしょう。イランの通過は間違いないとして、2位争いもウズベキスタンが強いでしょう。ウズベキスタンは前回大会で2次予選敗退を食らっており、そのリベンジを果たす戦いになります。

グループF
イラク,ベトナム,フィリピン,インドネシア／ブルネイ

本命はイラクになりますが、ベトナムも元日本代表監督のトルシエ監督が率いており、最近の躍進は目覚ましいチームです。フィリピンは多少力は落ちますが、それでも前回はアジアカップに初出場を果たすなど上り調子です。イラクがジャイアントキリングを食らう可能性もある、波乱含みの組です。

グループG
サウジアラビア,ヨルダン,タジキスタン,カンボジア／パキスタン

サウジアラビアの通過は間違いないでしょうが、2位までが通過の今回のレギュレーションではヨルダンもチャンスが大きいです。アウェイ戦はからきし駄目なヨルダンですが、2014年大会で最終予選に進出し、ホームで豪州と日本に勝ったことがあります。それだけ、ヨルダンの環境の悪さにアウェイチームは苦しむので、タジキスタンやカンボジア/パキスタンはノーチャンスと見ます。

グループH
UAE,バーレーン,イエメン／スリランカ,ネパール／ラオス

この組も2強2弱の組です。1次予選勝者が2チーム入ったのは、UAEにとってもバーレーンにとっても幸運でしょうが、それでもイエメンとかネパールとか、環境が悪そうな敵地があります。

グループI
オーストラリア,パレスチナ,レバノン,モルディブ／バングラデシュ

豪州は比較的楽な組でしょうが、毎回敵地では苦しむレバノンがいるのが不気味です。パレスチナも、前回大会で初戦でウズベキスタンに土をつけるなど健闘を見せたこともあります。パレスチナはホーム戦は中立地ですが、この中立地をどう乗り切るかが、豪州のカギを握ります。