自転車後部に子どもを乗せて走行している際、後輪に足が巻き込まれるなどの事故が相次いでいるとして、国民生活セン夕―が注意を呼びかけている。
特に、子どもが後部で体をはみ出して電柱などにぶつかるケースでは、半数ほどが骨折などの重篤なけがにつながるなど危険性が高いことが明らかになったという。
センターによると、後部に子どもを乗せていた際の事故報告は2019年4月からの5年間で207件。
一番多いのは子どもが後輪に足を巻き込まれるケースで約4割。
転倒が約3割、体のはみ出しが約2割と続いた。
はみ出しによる事故(37件)で何と接触したか調べたところ、電柱や標識の支柱20件、ガードレール8件、扉と壁がそれぞれ2件などだった。
2023年には4歳女児がガードレールに右足をぶつけ、大腿骨を骨折して約3週間入院する大けがを負った。
2022年には5歳男児が身を乗り出して電柱に頭をぷつけた。
ヘルメットはしておらず、頭を4針縫うけがをした。
センターが事故状況を検証したところ、子どもが足を伸ばした状態で障害物接触すると、股関節を開く形になって大腿骨付近をけがしやすいことや、大人の背中で障害物が見えにくいことが分かったという。
センターは、子どもに対し体をはみ出さないよう声かけをし、狭い通路では自転車から降り、押して歩くことなどを徹底してほしいとしている。
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