会社の取引先であるK西ペイントを出たのが16時半だったか。
京浜急行の六郷土手駅までゆっくり歩いても10分。17時にはまだ時間がある。
駅周辺の居酒屋はまだ開いていなかいのだ。
「蒲田に行ってみようか」と思った。
あすこなら立ち飲み屋を探すにも苦労しない。帰りは京浜東北線で一本、しかも座って帰れるはずだ。
京急蒲田駅から立ち飲み屋を物色したが、店はなかなか見つからない。
JR蒲田駅の東口側なら容易く見つかるだろうと踏んでいたが、やはり見つけられなかった。結局、西口側の東急線ガード下にあたりをつけながら、歩いてみると「かぶら屋」という立ち飲み屋をようやく見つけることができた。
この界隈も東口同様に雑然としている。東急線のガード下。辛うじて商店街の「サンロード」はこぎれいになったか。
少し歩けば文具の「ユザワヤ」があるが、この界隈の多くは飲食店である。
わたしがこの近所で働いていた8年前よりは幾分きれいになっているように見える。
しかし、飲食店の移り変わりは激しく、チェーン店に駆逐されつつある雰囲気だ。
その「かぶら屋」もチェーン店のようである。
同店を運営するホームページによると店舗は全部で20店(昨日の10月29日に小岩にもオープンした模様。小岩も立ち飲みの激戦区になりましたな)。居酒屋の隙間産業と思われていた立ち飲み屋も少しずつ、チェーンが幅をきかせる用になってきた。
最近では、バリュー価格でラーメン店を展開する日高屋も「立ち飲み日高」と称したビジネスモデルを展開している。
熊猫は「小岩店」(この店はどうやら実験店であったらしく今は既に普通の日高屋になっている)と埼玉県の「川口店」(まだ未掲載)に足を運んだが、なかなか悪くない店だった。立ち飲みというジャンルも大手の寡占化に向かいつつあるのかも。
さて、「かぶら屋」である。
まだ、5時を回ったばかりで、客はわたしの他、会社帰りのお父さん一人しかいない。こうなるとどこにポジションをとるか悩むところだが、わたしは壁に掛けられたテレビの前に陣取った。
店は比較的広い。厨房回りにカウンターがある。厨房以外の3方の壁にも一人客用の小さなカウンターテーブルがにょきっと出ている点が面白い。それ以外の空間にはドラム缶をテーブルにあしらった複数客用のスペースを確保している。
厨房を構成する材料も変わっている。ステンレス製のパイプが組まれているのだ。一見すると店内はまだ工事中のウェアハウスのようにも見える。
まず生ビールを貰った。中ジョッキ380円。素晴らしき値段設定。
銘柄は分からず。
「もつ煮込み」が250円。なんと「やきとん」が全品1本80円からですゼ!
「もつ煮込み」はシロが中心の味噌仕込み。なかなかグッド!
「やきとん」もシロ、タンの肉はボリュームたっぷりだった。しかも1本から注文が可能。素晴らしい!
それよりも何よりも熊猫を感動させてくれたのが、同店の名物と称する「黒おでん」だ。
静岡おでんを彷彿とさせる黒いスープに青海苔とダシ粉をふりかけて食すという代物。これもまた1品80円からというリーズナブルさ。
熊猫は「昆布」と「モツ」(共に80円)と「玉子」(100円)をチョイス!
掛け値なしでうまかった。
実は吉田類氏も自身の著作「東京立ち飲み案内」(メディア総合研究所)で同店の池袋一号店を紹介しつつ、「黒おでん」を絶賛している。
この「黒おでん」には「チューハイ」(300円)がよく合った。
やや濃い目の黒スープを流すのはスッキリ味の「チューハイ」こそが相応しい。
最後に「チューハイ」をお代わりして店を後にした。
会計は1,590円。
蒲田には2店の「かぶら屋」があり、こちらは1号店。
2号店はわたしの元通勤路にある模様。
日本工学院手前のディープな通り沿い。
蒲田は深い!
京浜急行の六郷土手駅までゆっくり歩いても10分。17時にはまだ時間がある。
駅周辺の居酒屋はまだ開いていなかいのだ。
「蒲田に行ってみようか」と思った。
あすこなら立ち飲み屋を探すにも苦労しない。帰りは京浜東北線で一本、しかも座って帰れるはずだ。
京急蒲田駅から立ち飲み屋を物色したが、店はなかなか見つからない。
JR蒲田駅の東口側なら容易く見つかるだろうと踏んでいたが、やはり見つけられなかった。結局、西口側の東急線ガード下にあたりをつけながら、歩いてみると「かぶら屋」という立ち飲み屋をようやく見つけることができた。
この界隈も東口同様に雑然としている。東急線のガード下。辛うじて商店街の「サンロード」はこぎれいになったか。
少し歩けば文具の「ユザワヤ」があるが、この界隈の多くは飲食店である。
わたしがこの近所で働いていた8年前よりは幾分きれいになっているように見える。
しかし、飲食店の移り変わりは激しく、チェーン店に駆逐されつつある雰囲気だ。
その「かぶら屋」もチェーン店のようである。
同店を運営するホームページによると店舗は全部で20店(昨日の10月29日に小岩にもオープンした模様。小岩も立ち飲みの激戦区になりましたな)。居酒屋の隙間産業と思われていた立ち飲み屋も少しずつ、チェーンが幅をきかせる用になってきた。
最近では、バリュー価格でラーメン店を展開する日高屋も「立ち飲み日高」と称したビジネスモデルを展開している。
熊猫は「小岩店」(この店はどうやら実験店であったらしく今は既に普通の日高屋になっている)と埼玉県の「川口店」(まだ未掲載)に足を運んだが、なかなか悪くない店だった。立ち飲みというジャンルも大手の寡占化に向かいつつあるのかも。
さて、「かぶら屋」である。
まだ、5時を回ったばかりで、客はわたしの他、会社帰りのお父さん一人しかいない。こうなるとどこにポジションをとるか悩むところだが、わたしは壁に掛けられたテレビの前に陣取った。
店は比較的広い。厨房回りにカウンターがある。厨房以外の3方の壁にも一人客用の小さなカウンターテーブルがにょきっと出ている点が面白い。それ以外の空間にはドラム缶をテーブルにあしらった複数客用のスペースを確保している。
厨房を構成する材料も変わっている。ステンレス製のパイプが組まれているのだ。一見すると店内はまだ工事中のウェアハウスのようにも見える。
まず生ビールを貰った。中ジョッキ380円。素晴らしき値段設定。
銘柄は分からず。
「もつ煮込み」が250円。なんと「やきとん」が全品1本80円からですゼ!
「もつ煮込み」はシロが中心の味噌仕込み。なかなかグッド!
「やきとん」もシロ、タンの肉はボリュームたっぷりだった。しかも1本から注文が可能。素晴らしい!
それよりも何よりも熊猫を感動させてくれたのが、同店の名物と称する「黒おでん」だ。
静岡おでんを彷彿とさせる黒いスープに青海苔とダシ粉をふりかけて食すという代物。これもまた1品80円からというリーズナブルさ。
熊猫は「昆布」と「モツ」(共に80円)と「玉子」(100円)をチョイス!
掛け値なしでうまかった。
実は吉田類氏も自身の著作「東京立ち飲み案内」(メディア総合研究所)で同店の池袋一号店を紹介しつつ、「黒おでん」を絶賛している。
この「黒おでん」には「チューハイ」(300円)がよく合った。
やや濃い目の黒スープを流すのはスッキリ味の「チューハイ」こそが相応しい。
最後に「チューハイ」をお代わりして店を後にした。
会計は1,590円。
蒲田には2店の「かぶら屋」があり、こちらは1号店。
2号店はわたしの元通勤路にある模様。
日本工学院手前のディープな通り沿い。
蒲田は深い!
蒲田に勤めている3年間で結局一度しか行けませんでした。
もう10年くらい前です。
久々に行ってみたいもんです。
そのためには、ゆっくりとした時間が必要です。