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BASEBALL馬鹿 BLOG

つまんないゾ「野球小僧」。(ダカーポ(マガジンハウス)連載『浅草キッドのバカーポ』風に)

2005-09-03 00:02:11 | Weblog
熊猫刑事 最近の「野球小僧」(白夜書房)はやっつけかい?段々、内容が硬直化してきた。

八兵衛  特に8月号の特集「空振り鑑賞」はちょっとひどいな。

熊 「空振り」を切り口にして野球を語る、その視点は面白いと思い興味深く読んだけれど、結局、「空振り」が何たるものなのか、実は作り手も分かっていないし、探す努力を怠っているよねぇ。

八 ラジオNケイのM藤さんなら確実に「やっつけだよ」と断言しているネ。

熊 なにしろ、「スポーツYeah!」(角川書店)も「やっつけだ」って言い切ったし。

八 特に「図解 決まり手」は読むに値しない頁だった。そんなのいちいち図解で説明しなくてもいい。

熊 酢豚に付いているパイナップルのようだったな。

八 井上まーかよ!
俺としては、特集の冒頭が気になった。

熊 あぁ、長谷川昌一氏の読み物だろ。

八 扉にあんだけの文章を費やすなよ。全くもって無駄。モッタイナイ!!

熊 ワンガリ・マータイさん(ノーベル平和賞授賞)かよ!

八 いや、しかし。「空振りの旅」と称しながら、スケールが小さい。その旅って単なる神戸や広島に行ったただの出張取材のことだろ?

熊 確かに。辻発彦氏(元西武ライオンズ)のインタビューではもっと聞き手として膨らませKnight。

八 石原さとみかよ!堂々人生じゃないよ。

熊 何故、辻氏は空振りが少ないのか。彼の心象風景を絡めて取材しないと。単なるインタビューが目的の記事になってしまう。

八 きっと、M藤さんも同じことを言うだろうナ。

熊 挙句の果てに『「空振り」って何ですか?』と取材対象者に聞いている。確かに、そういう書き方も実験的で面白いけれど、これでは読者が納得しないだろう。

八 ライターとして仮説を立てることは必要だよネ。

熊 「空振り」って良い事なのか、悪いことなのか、或いはカッコいい事なのか、そうでないのか、今の若い野球小僧は結構知りたいことじゃないかなぁ。

八 技術理論や戦術論ばかりに目がいって、今の指導者はそういう事教えてくれないっていうものね。ところで、熊猫だったらこのテーマをどう書く?

熊 そうだね、一年前に聞いた、コーチ歴30年のベテラン指導者の話しを書くかな。現在、セントルイスのチームで貴重な戦力になっている選手との交換日記の話し。


八 それが「空振り」とどう関係あるんだい?

熊 その交換日記によって高校時代の「空振り」にまつわるトラウマを見つけて欠点を克服させるという話しだよ。

八 どんな欠点があったのさ?

熊 そのトラウマとは実は三振ゲッツーなんだよ。

八 へぇ。

熊 僕は中学の部活の試合でスクイズ失敗したのが今でもトラウマさ。

八 結局、野球における善と悪はアマチュア時代の指導者の影響に拠るところが大きいんだろうね。

熊 人間の根源的なものを見ないとノンフィクションは書き方を誤るよ。

八 へぇ、それは読んでみたい。

熊 しかし、野球小僧のN澤編集長から原稿の依頼がこない。

八 そりゃ、そうだろう。何も書いてないんだから。

熊 今、震災マニュアルの執筆で頭がいっぱいなんだ。

八 それは本職だろ。

熊 本職は居酒屋に行くことさ

八 ギャフン!!
 
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