アキバの昭和通りは路麺の激戦区である。
その中でも、駅ナカの「あじさい茶屋」を除いた店舗にあって、最も好立地にあるのが、「名代 箱根そば」だ。
秋葉原駅昭和通り口を出て、右手徒歩30秒のところにある。
その立地を活かして、店はいつも賑わっている。
「箱根そば」といえば、小田急線の駅そばだが、何故かこのアキバ店、小田急とは縁もゆかりもない場所に店を構えている。
店舗入口に券売機1台を置く。このマシン、Suica、パスモの使用可。
店内は中央に巨大なアイランド形式の立ちテーブルを据え、店の西側の壁は椅子のカウンター、同南側のスペースにテーブル席×2を用意している。
「もり」、290円。
汁は甘め。
つけ汁で、こんなに甘いはずはないだろうと思って、実は「もり」と「かけそば(280円)を同時に注文して食べ比べてみた。
すると、両者の汁はほぼ同じ甘さであった。
かえしの砂糖が多めかもしれない。
そばはやや太い。生そばだが、そば粉の比率は高くなさそうだ。
4割?いやいや。
3割?
まさか、カープの石原慶幸捕手の打率以下とか?
とにかく、喉ごし、薫りとも味気ないこと甚だしい。
まぁ、290円で文句を言えるものではないのだが。
「えび天そば」は汁と天ぷらが絶妙にマッチした。
天ぷらは甘めのつゆがうまい。
えび天は2本。衣は厚くなく、店で揚げているから、おいしい。
なお、店内にそば湯はない。
厨房に「そば湯」のお願いをすれば、お椀に入れて出してくれる。
だが、これがなかなか面倒くさい。厨房に声をかけるため、離席する必要があることと、お椀からそば猪口に「そば湯」を入れるのが難儀という2点。
「箱根そば」は会社から比較的遠く、わざわざ食べにはいかない。
つけ汁の甘さもボクにとっては苦手だ。
ただ、アキバ昭和通り口の中では最高の立地を誇り、ある意味ではリッチなのかもしれない。
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