※お店の訪問は緊急事態宣言が発出される前です。
町中華という言葉が一般名詞になりつつある中、町インドを定着させるために立ち上げた当コーナーはスタート2回目で早くも問題が生じた。ネパール料理屋はいかに扱うか。いや、当然「町インド」に含めるでしょ、という流れになるのだが、それではネパールに 失礼ではないかと思うのだ。実際、インド料理とネパール料理って違うのかと問われれば、確実に違う。インドカレーが動ならネパールのカレーは静。それほど違う。
さて、今回うかがったのは「バイダム」。ネパーリーの店である。お目当てはダルバート。ネパールの定食である。インドの定食がターリーならば、ネパールのそれはダルバートなのだ。
そんでもって、「バイダム」のダルバートがこれ。
前菜。
そしてプレート。
木のプレートに2つのカレーとダル。そしてチャーレ(アチャール)の数々。ほうれん草、唐辛子、野菜などのチャーレが彩りを誘う。これで1,290円。
カレー2品はマトンとタルカリ(野菜)。こ組み合わせが絶品だった。
ネパールカレーが何故静なのか。それはインドカレーよりも味わいがマイルドだから。使用するスパイスの種類も量も抑え気味。だから、インドカレーほど激しくない。
一口いただく。
うまし。
ガツンとは来ないが、このマイルドさが逆にいい。また、チャーレが豊富だから、何度も口直しができる。ふっくらご飯はジャスミンライス。堪らなくうまくてスプーンが止まらない。おかげでご飯をお代わり。ダルバートもターリーと同じく、ご飯のお代わりは可能。このプレートなら1,290分でも納得だ。
ネパールと言えば、ビールの旨さも半端じゃない。モモをいただきながら、ネパールビールというのも悪くはない。次回は夜にでも行ってみようかしら。この新型コロナウィルスの苦境を耐えてほしい。
東京もそれほど多くはありませんよ。「インド・ネパール料理」というくくりの店が多いです。でも、そういう店にはまずダルバートなないですね~。ネパール料理は、「モモ」くらいなもんでしょうか。
最近、東京の大久保はコリアンタウンから、ネパーリーの街に変貌しつつあるようです。もちろん料理のレベルも高いとのこと。いずれ探検に行こうと思っています。