雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

花より銀河(からす座 触角銀河)

2013年04月15日 | 天体写真(系外銀河)
13日は大忙しでした。
夜晴れる事がわかっていたのに、ブログに載せるための『高田夜桜』撮影に出かけ、
9時前に戻ってから、徹夜撮影の準備にかかりました。

空の状況は透明度3.5~4(5段階評価)と春の夜空としては、かなり良好!
予報では朝まで大丈夫そうで、例によって何を撮るかで設営場所に悩みました。
結局、条件の良い日に撮って見たかった南天の対象「触角銀河」に決めました。

よく話題になる衝突銀河ですが、デジタル一眼でどこまで写るのか?
たぶん、1,2分のTST撮影では銀河が確認できないのでは・・と考えていたのですが、
幸運にも一回目のTST撮影(2分露光)で、f=1120mmの写野で特徴的な姿を確認する事ができました。
暗い上に南天で高度が低い。(この夜撮影開始の時点での高度は33度
構図を決め、最初の1枚は5分露光でしたが、飽和の心配は無くそれ以降10分露光で11枚撮影しました。

触角銀河別名アンテナ銀河) (からす座)  種別 相互作用銀河  距離 8000万光年   *上が北
 2013. 4.13 23h11m~ VixenR200SS + Canon1.4X(合成f=1,120mmF5.6) バーダーMPCC MarkIII 300sec×1+600sec×11枚
ISO1600 kissDX(SEO-SP2)( 気温4~6℃) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
触角銀河のうち、上がNGC4039・下がNGC4038、右下にうつっているのがNGC4027のようです。

触角(アンテナ?)部分が非常に淡くて明瞭に写らないのは予想していた事ですが、
むしろ頭部が思ったより簡単に写った事は予想外でした。

この夜は透明度が良く15分露光も可能だったのですが、冷却カメラでは無いので短めの露光時間としました。
触角部分も露光不足でしたが、かすかに写っていました。(無理に画像処理で強調してみました。)

晴れてくれる夜が多ければ、次回はもっと露光時間を延ばして触角を狙うのですが・・・


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本来なら、新しく作り直した「バーティノフマスク」でNFD400mmの撮影となるべきなのですが、
条件の良い夜には、できるだけ長焦点で撮影したくなります。
明日は、同じ夜に撮った M63(ひまわり銀河)を
掲載予定です。

雲上くもがみ

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コメント (2)
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