雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

フラット再処理 と ステライメージVerUp(7.1a)

2014年09月28日 | 画像処理のはなし
2日前の夜はなんとかフラット画像が撮れそうな雲模様だったので、
薄明が終わった頃の曇り空で、VC200L+レデューサーのフラット画像を撮影しました。
ISO2500で作成済だったのですが、画像が荒れることから1600で撮り直しました。

( 画像クリックで拡大 )
[ VC200L+ レデューサー カメラ横構図 ]
これはカメラ横構図で撮ったものですが、光量の中心はやや右下になっています。
前回ISO2500ではカメラ位置を気にせず撮っていますが、左右のズレはなくやや下方に光量の中心がありました。
わずかではありますが、光量が中心からズレるためカメラの縦・横構図の両方のフラットを追加撮影しました。

[ VC200L+ レデユーサー カメラ縦構図 ]

[ VC200L(レデューサーなし) カメラ横構図 ]

[ VC200L(レデューサーなし) カメラ縦構図 ]

* 私は撮影するときはできるだけ天の方角を合わせて横構図か縦構図を決めています。
フラット処理を考慮すると縦・横だけでなく、
180度回転しないよう意識してカメラの向きを合わせる必要があります。

できたばかりのフラット画像で再処理してみました。

各記事の画像も再処理したものに差し替えておきました。


たまたまアストロアーツのHPをみたら、
ステライメージ7アップデータ(7.1a)が供給されていました。
コンポジットの際の自動位置合わせがスピードアップされたとありましたので、
旧バージョンと処理速度を比較してみました。
( 検証は上のまゆ星雲の撮影画像8枚でおこないました。)
結果は
旧バージョン(V 7.0d)・・・・14・・・・・ 新バージョン(V 7.1a)・・・・31

これはうれしい! 処理時間が半分以下になりました。
算出結果にちがいは出るのでしょうか?
旧バージョン(7.0d)

新バージョン(7.1a)
微妙に数値に差がありますが、よく見ると新バージョンでは回転ずれの精度が小数点以下4ケタまでに。
そのせいかはわかりませんが、加算平均コンポジット処理時間は、
逆に新バージョンの方がわずか長くなっていました。

(注)わたしはこの数値を使ってガイド流れ量を把握しているのですが、
併進ずれのx、y座標の符号は、コンポジットの際の補正量ですので
実際に流れている方向とは逆になります。


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昼間は日本晴れなのに、夕方になるとどこからか
雲がやってきて空をおおいます。
そんな中、VC200Lガイド精度向上計画が進行中。
まもなく公開できると思います。
成否は別にして・・

雲上くもがみ
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コメント (2)
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