雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もう検証はイヤダ!やれることはやって、いざ本番へ

2015年03月25日 | それでも星は流れる
北極星も見えない空でガイドの検証を続けています。
ここのところまた雪が降ったりで、まだ雪国では撮れる空ではないという事なのですが、
明日あたりから晴れ間も見えそうです。
前回のVC200Lの検証では突然に星が流れる魔物は出現しなかったものの、
夜半過ぎに吹いた強い風でガイドの精度に前進があったのかどうかすらはっきりせず。
手順でいえば、次は風の無い時に再度ガイド精度を検証してから次の対策を考える事になります。
しかしながら雪国の空のせいとは言え、もうずいぶんまともな画像から遠ざかっています。
そこで次の検証結果を待たずに、ガイド精度向上に効果のありそうなものを先取りして実施し、
次回(明日夜?)は、空さえ良ければ春の系外銀河の作品を目指す事にしました。

これが現在のVC200Lのガイドシステムです。
鏡筒バンド・マルチプレートをタカハシ純正品に替えた事から、主鏡・ガイド鏡筒の固定強度は最高と思われます。
この中で問題になるとしたら・・
ガイド鏡が赤道儀の回転軸から遠く、駆動伝達の俊敏性に劣る、及び振動(ブレ)が発生しやすい。
 ガイド鏡を支持するガイドマウント(ミザール製)がスプリング構造の為、荷重で変化のおそれ。

この2つの問題を解決すべく、手持ち機材でいろいろやってみました。

マルチプレートのサイド45度の部分に加工してなんとか取りつけてみました。
固定強度は問題無さそうなのですが・・
スライドバーで最大にずらしてもガイド鏡側が重く、バランスはとれませんでした。
次にやってみたのが、重量では少し軽くなるスーパーボールヘッド(スターベース製)への変更。
これは微動ができない代わりに広い範囲に向きを変えられ、固定もガッチリです。
残念ながら、これでもガイド鏡側が重すぎました。 そこで登場させたのが・・
アリミゾからバンドに替えてから暇を持て余していたマルチプレート(スターベース製)。
かわいそうに、今回はバランスウエイトとして登場です。
良く見ると、このマルチプレートには他にも穴がいくつか。
グッドデザイン賞はもはや望むべくも無く。
ならばと・・
斜め前方に取り付けました。
これにより、過度の尻重のVC200Lの鏡筒バランスも兼ねることができました。

これがバッドデザイン賞に成り下がってしまった、新しいガイドシステムです。
(これでもクランプフリーで、どんな向きにでも止まってくれます。)
題して 『 プレート45度張り出し・斜め前方回転ひねりウエイト ガイドシステム 』 です。

そして忘れてはいけない 安全第一!
これをしないと、雲上(くもがみ)の頭に穴が開くのは時間の問題でした。

================================================
明日はこのガイドシステムで本番となるでしょうか。
かわいそうに、また雪にうもれた庭のふきのとうです。

500本を超えるこれまでの全記事リストは、 こちら から。
雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ