雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ステラショット3で『オフセット』による不具合(その後)

2024年03月25日 | 画像処理のはなし
ステラショットのユーザーにとってなじみの薄いオフセットについて、
多くの方(?)が関心を持たれておられる様なので
今回あらためて冷却CMOSカメラにおけるオフセット設定方法と、
ステラショットでの不具合について
客観的な検証結果について掲載しますので参考にして頂ければ幸いです。

尚、記事に掲載した資料の作成は「上越天体写真友の会(J-APA)」の会員KAさんによるもので、
雲上(くもがみ)はKAさんがZWO社のASICMOSカメラを持っておられないため、
ASI533MC Proカメラの提供と検証の際のアシスタント(?)を務めただけです。


一つ目の資料【CMOSカメラのオフセット設定について】は、
月例会での私のブログがきっかけでKAさんが作成された資料。

二つ目の資料は、先日 雲上(くもがみ)が持参したASI533MCカメラを使って、
KAさんが使用できる他のソフトでオフセットの不具合の有無を検証した結果について考察したもの
★最後の行(直ぐにできる解決策)の記載については、ステラショットを使用していないKAさんの個人的な意見で、
ステラショットしか使ったことのない雲上(くもがみ)は ノーコメントとさせていただきます。(笑)
(追記3/28)KAさんはステラショットステライメージも持っておられるそうです

尚、豊富な情報がある海外のWebサイトには以前から此の事について話題になっていたようです。
KAさんが見つけたWebサイトです。
2020年の少し古い情報ですが、以下のURLを見て下さい。
https://forum.astronomie.de/threads/warum-ist-bayerpattern-in-bias-und-dark-sichtbar.283666/
※ドイツ語ですが自動翻訳でも十分わかると思います。

12日にいただいたアストロアーツからのメールでは、
”オフセット問題について今週中(16日まで?)にウエブヘルプなどに掲載する予定”
とあったのですが、今日(25日)現在まだユーザー周知がされていないようです。
(サポートコーナーの「判明している不具合」にも記載なし)

この間の対応からは、「ユーザー 第一」と言う姿勢が欠けているようにも思えます。

*この問題に対するご意見や質問がありましたらコメント(またはメッセージ)でお願いします。
尚、雲上自身はヒストグラムで二つの山を何度も見ていながら、
何の疑問を持たなかったという CMOSカメラに疎(うと)い人間ですので、
むずかしい質問はKAさんにお聞きして 答えられるものはお答えいたします。
 

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先日のJ-APAの月例会でも会員の〇〇さんがステラショト3で
オフセット設定したダークも使ってオリオン大星雲を処理したという、
明らかにカラーバランスがくずれた画像も見せていただきました。
オフセット設定が可能になるということでステラショット3を購入した雲上としても
この問題に対処したアップデータの配布を速やかにお願いしたいものです。
先日のJ-APAの月例会では太陽面撮影の実演も行われました


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