雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<Ⅰ-09~12 太陽系外縁> 自宅で撮った『大宇宙SCALE』 

2021年09月03日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
退職を機に再開した天体写真ですが、70代に入ったくぎりとして
この約10年間で撮ったものを振り返って見ることにしました。
掲載順序としては手持ちの天体写真集 大宇宙SCALE を参考に
地球から近い天体の順にしています。

Ⅰ 太陽系
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Ⅰ-09 天王星 Uranus 273300万 km (地球からの距離)
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土星の外側を回る7番目のガス惑星で、最大の特徴は横倒しで公転していることです。
このため42年間も昼と夜が続きます。

天王星は遠いため6等級の暗い星としてしか見えません。
このため天王星を狙って撮ったことはありませんが、
『只今撮影中ショット』を探したところ12枚に写っていました。 
その中から3枚を掲載します。

2015/11/ 4  ↓
内 が天王星です)
2018/10/18  ↓
2020/10/20  ↓
( 最接近2週間後の火星も写っています )
天王星の公転周期は84年もあるため、掲載写真の5年間で うお座から隣のおひつじ座に移動しただけです。

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Ⅰ-10 海王星 Neptune 435000万 km (地球からの距離)
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太陽からもっとも遠い最果ての惑星です。
海王星が受け取る太陽の光は地球の1/1000で極寒の世界です。

海王星は更に暗く8等級、かろうじて確認できる『只今撮影中ショット』もあったのですが、 
ここは 未撮影 ということで。

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Ⅰ-11 太陽系外縁天体 TNO ~1500億 km (地球からの距離)
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海王星軌道の外側にある小天体の総称です。
昔は惑星と教えられた冥王星も含まれます。

ここは きっぱり 未撮影 ということで。

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Ⅰ-12 オールトの雲 Oort Cloud ~7500億 km (地球からの距離)
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彗星の素となる天体が存在すると言われている場所です。
5万天文単位(1天文単位は太陽~地球館の距離)まで広がっているそうです。

天体写真集 大宇宙SCALE ではここで彗星の写真が掲載されていますので、
真似をしてこれまで撮った記憶に残る彗星の写真を。
<
2007
まだ単身赴任中だったのですが、帰省時にたまたまバーストしてくれた彗星です

2009

2013
わたしにしては珍しく近くの金谷山にミニ遠征して撮影しました ↑

明るくなると期待されていたのですが・・
アイソン彗星は太陽を回る際に分解消滅してしまいました

2014
ジャック彗星 C/2014 E2 2014/ 9/ 5

2015
ラヴジョイ彗星 C/2014 Q2 2015/ 1/ 20
退職後は大彗星には巡り合えず、この彗星がベストです

カタリナ彗星 C/2013 US10 2015/ 12/ 9
雲に覆われる空で2階のベランダで粘って撮影

2018
パンスターズ彗星 C/2016 R2 2018/ 1/ 14

2019
ウイルタネン彗星 46P 2019/ 1/ 10

2020
アトラス彗星 46P 2020/ 3/ 25

去り行くネオワイズ彗星 C/2020 F3 2020/ 8/ 1
ミニ遠征は雲にはばまれ、その後自宅2階でやっと撮れました

こうやって並べてみると、滅多に晴れない冬に彗星の撮影が多い事が不思議でした。

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このシリーズは撮影できなくて画像ストックがない時に
掲載しようと考えていたのですが・・
3か月近くも星の撮影ができない中で連続掲載になってしまいました。
9月ももう新月期に入っているのですが、晴れる気配がありません。
正直、このシリーズの記事作成は結構しんどいです。

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