雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

夏至の夜、やっとフルサイズのすごさを体験。

2018年06月22日 | 天体写真(星雲・星団)
フルサイズの EOS 6D (HKIR改造) が届いてから早3週間。
ダメ元で何度も挑戦するも こんな時はGPV雲予報が当たって 未だ鳴かず飛ばず。

そんな昨夜(21日)は最終予報では22時ころから雲が切れそう。
早々風呂に入り身構えていたのですが、時間になっても月すら見えないドン曇り。
当初は薄雲ならばVC200L と CMOSカメラで木星・土星・火星の三惑星を狙う予定でした。
設営を取りやめて、パジャマに着替えて うっかりうたた寝。
目を覚ましたのは0時過ぎ。
念のため寝る前にお空の確認。
雲が切れかかっていたので、迷った末に設営開始。
木星は大きく西に傾き、三惑星は無理なので月が沈んだあとの南天の星雲狙いで
(改) ヨンニッパレンズで設営しました。

さそりのカラフルエリアは4時間も前に南中して低空の雲に入るところ、
同じくカラフルな干潟星雲付近も下手をすると雲が上がってくるかも ・・
用心して少し高いバンビの横顔 付近に決めました。

オメガ星雲(M17)と バンビの横顔 (いて座)
ノートリミング ( 画像クリックで元画像の25%表示 フルサイズなので今までより大き目 )
( 上 が 北 になります )
撮影DATA : 2018/ 6/22am 01:00’~  canon (改)NFD400mm F2.8(手製絞りF4)
露出 7.5分 × 分 ×  ISO 3200 LPS-D2 FIL EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
上の画像は拡大しても元画像の1/16 の大きさにしかなりません。
フルサイズの大きさを実感してもらうため、一部分を等倍で切り出してみました。
( 画像クリックで等倍画像まで拡大できます )
M17オメガ星雲 付近

バンビの目 付近

ゴーストの発生を防ぐため前面保護ガラスを取り外した(改)ヨンニッパレンズ、
高価なタカハシFSQ鏡筒に迫るといったら大げさでしょうか?(大げさです !

結局、この夏至の短い夜も 空が白む前に雲が邪魔して早めの撤収となりました。
一タイトルだけでも撮れて良かった。

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いつもは徹夜で撮影した後は寝る前に機材を片付けるのですが、
この夜の撤収はまだ2時過ぎでしたので、睡眠を優先して
後片付けは起きてからにしました。
赤道儀、三脚は夜のうちに趣味室に格納

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4 コメント

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フルサイズいいなぁ (ベルスター)
2018-06-23 21:49:01
雲上さんこんばんわ
いいですねぇフルサイズにヨンニッパ。私も先日ほぼ同じ構図でFS-60CB + レデュサーで撮影してるんですが、比べてみるとシャープさが違いますね。(腕の違いもありますが...)
光学系の違いもあるんだと思いますが、星の細かさと言うか、シャープさが全然違いますね。APS-Cとの違いが単に画角の違いだけではないですね。
やっぱり私も欲しくなってきましたが、もう少しAPS-Cで頑張ります(^_^;)
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トリミングするならフルサイズはいらない? (雲上(くもがみ))
2018-06-24 00:12:43
ベルスターさんこんばんは。
まだ枚数撮ってないのですが、
同じ構図ならAPS-Cに比べて拡大率が少ない分アラが目立たなくて済みます。(笑)
(ただブログ掲載の画像の縮小率は逆に多めになるので、メリハリが無くなるような気がしました。)
カメラも軽く、また画像処理は思ったほど重くならなかったのもありがたいです。
今はフルサイズに合った構図マップを再作成中です。(APS-C用はあり)
わたしの場合は今にも壊れそうなCooled 60Dも持っているので、
撮影対象によって使い分ける気でいるのですが、
めったに星が顔を見せてくれないのでどうなりますか。

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追加 鬼の金棒 (さすけ)
2018-06-26 10:46:54
また「鬼の金棒」が追加されましたね。
雲上さんは少ないコストで最大のパフォーマンスを出されています。ひとえに知識の多さと器用さのなせるワザ。
どさくさにまぎれて奥様に内緒で大きいコストも発生しているようですが。
これからもためになるブログ、宜しくです(^_^)。
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寿命が延びるか、それとも怠け心で・・ (雲上(くもがみ))
2018-06-26 12:02:54
さすけさんこんにちは。
これで星がもっと顔を出してくれるとほんとの意味でコストパフォーマンスがあがるのですが。
最近は設営だけ済ませると、あとは室内から撮影しています。
とても快適で この時期 ヤブ蚊にも悩まされずにすみます。
これで「天体写真」生活の寿命が少し延びるかも。
(いやいや、人間一度楽をすると怠け心が・・)
カメラが変ったのでまた新しい視点で撮り直していきたいと思います。
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