雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

8月定例展示作品募集(テーマは、はくちょう座の散光星雲)

2013年08月21日 | みんなの宇宙(そら)
みんなでつくる「みんなの宇宙(そら)写真館
これまでの展示については、
左サイドバーの  カテゴリーみんなの宇宙(そら) よりご覧いただけます。

この7月・8月は太平洋側では梅雨明けが早く、猛暑だったのですが、
肝心の星空は、日本海側はくずついた天候でこの2か月まともに撮影できていません。
こんな時こそ、他の皆さんの撮った写真でしのぐ「みんなの宇宙(そら)」写真館。

そんな訳で、8月の展示テーマははくちょう座の散光星雲・・・・・・・・
① 北アメリカ星雲 (はくちょう座)
② ペリカン星雲 (はくちょう座)・・
③ γCyg付近 (はくちょう座)・・・
に絞って、展示作品を募集いたします。

中央上がはくちょう座のデネブ(αCyg)、右端はこと座ベガ(αLyr)になります。TAMRON Zoom(f24mmF4) kissDX(FIL改) 2012/08/20

見た目通り 左が北アメリカ星雲、右がペリカン星雲です。 CanonNFD300mmF4 kissDX(FIL改) 2011/10/02

ペリカン星雲クローズアップ。 Vixen R200SS(f800mmF4) kissDX(FIL改) 2010/08/17


はくちょう座γ星付近。 CanonEFZoom(f200mmF3.5) kissDX(FIL改) 2008/10/03


いずれも見かけも大きく、広角レンズから望遠鏡直接焦点まで狙えるのですが
この種、赤い散光星雲は肉眼では見えにくいため、
フィルタ改造したカメラが必要になります。


今月もいろんな機材で撮った星雲の姿が見れますように。

応募方法はこちらをごらんください。

展示は8月30日頃を予定しております。

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投稿画像の部』 ブログをお持ちでない方の参加お待ちしています。
まずは、右サイドバー下の「メッセージ」(非公開)にてご一報ください。
ブログ参加の部』 より多くの画像を求めて、皆さんのブログにもおじゃまします。
良い画像を見つけたらお願いにあがりますので、そのときはご快諾を。

みんなで作る 「みんなの宇宙(そら)」写真館。
コンテストでは無く、展覧会 です。
参加お待ちしています。 雲上 くもがみ
是非、展示参加と、ご支援の1クリックを。
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天体アルバム2013 7月撮れたのは一晩だけ

2013年08月19日 | 天体アルバム2013
現在の機材・撮影技術で自己満足できる作品にラベルを付け、アルバムにしています。
(最終更新日 2013年 8月19日)


7 月
2013/07/08


2013/07/09am





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太平洋側では例年の2週間以上早く梅雨が明けたのですが、
我が越後はずっとぐずついた天気でした。
本来はベストセレクトのコーナーなのですが・・
これまでの登録作品は、
左サイドバー ●カテゴリー 天体アルバム2013  より

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君は、もう 『Mitaka』を見たか?

2013年08月18日 | 天体写真よろず話
上越清里・星のふるさと館 開館20周年記念 の行事として
8月10日午後から上越市リージョンプラザにて、
上越市・国立天文台講演会」が開催されました。
 
予想以上に大勢の方が受講され、講演内容も最新の補償光学や30m口径のTMTの話など
国立天文台の最前線の先生方のお話で興味深いものでした。
ただ講演会の様子は撮影禁止であったため、ブログ掲載をしませんでした。

今回、何日か経過してからあえて掲載したのは、講演会で使用されていた
4次元デジタル宇宙ビュワーMitaka
をダウンロードして使用して見たところ、あまりの素晴らしさに紹介したくなった為です。
(私は初体験ですが、会場でも知っておられる人もおられたので、みなさんはご存知かも?)

Mitaka は、 国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発している、
天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。
地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、
宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができます。

まるで、自分のパソコンがスーパーコンピュータにパワーアップしたかと
錯覚するような素晴らしいアプリケーションです。
なんと無償でダウンロードする事ができます。
( クリックすると、ホームページにリンクします。)

それでは地球から宇宙の果てまで ズームアウト
( スムースな動きを動画でお見せしないですみません。)

























他に惑星への旅もできます







操作性抜群で、視点も自由自在に変えられます

是非、あなたもダウンロードして宇宙のスケールを実感してください。

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実際にダウンロードして使ってみると、どうプログラミングしたら
普通のパソコンでも動作する、こんなものが作れるのか驚きです。

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『親亀子亀方式』目標達成!?(at IC.1396)

2013年08月16日 | それでも星は流れる
15日am。ペリカン星雲の撮影で星が南北方向に流れているのは
カメラモニタでも確認できていました。
この原因がわかったのは、次の撮影対象のIC.1396(ケフェウス座)
キャリブレーションを行っている時でした。
( ステラナビゲータ 9 で作成 )
2つ目の対象に選んだのは輝線星雲IC.1396(ケフェウス座)

始めにRa(東西)方向が終わりDec(南北)方向に移ったのですが、全くガイド星が動きません。
ペリカン星雲のキャリブレーションでも、EM-200コネクタ部のルーズが
発生したのですが、これまでは最初のRa方向ですぐ発生していました。
ペリカン星雲の時はコードの抜き差しでRaのキャリブレーションの回復を確認し、
その場を離れたのですが、Decではルーズが回復していなかったようです。

中古購入のEM-200赤道儀のコネクタにルーズがある事は、
PHDGuidingを始めてからわかりました。
対処方法はコネクタの抜き差しだったのですが、最近効果的な対策を見つけました。
それは、現役時代に仕事で使用した事のある『 接点復活剤 』。
探しに行ったのですが、最初のホームセンタでは名前を言っても
どんなものか理解してもらえませんでした。
あきらめかけたのですが、ホームセンタ「ムサシ」で見つける事ができました。
原理は良くわかりませんが、「シュッ!とひと吹き」で見事にルーズが解消しました。
ただ永久にという訳にはいかず、40日ほどコネクタを使用していなかったため
ルーズが再発したようです。
これまでのルーズは"0"か"100"だったのですが、『 接点復活剤 』の使用により
ピン単位のルーズも想定する必要が出てきました。

( 接点復活剤で正常になった、ガイド中のグラフ )

撮影画像のガイド結果グラフも、これまで見た事の無いような素晴らしい結果
撮影した10分×7枚画像を重ねて見ても・・ (画像クリックで全体画像表示)
1時間露光でも、5ピクセル前後の誤差!

ただ処理後の画像自体は、更に透明度が悪化した事からコントラスト不足となりました。
撮影DATA: 2013/08/15am 02:35’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ 露出 10分×7枚加算平均コンポジット 
ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温23℃ 冷却-2℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

今後安定してこの追尾精度が得られるなら、
日周運動の大きい赤道付近の対象を
エクステンダーで拡大撮影しても
流れを許容範囲に抑えられます。

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親亀子亀方式』の成果がでました。
あとはひたすら撮影して、今回の追尾結果がまぐれで無かった事を期待したい。
でも、月と天気が・・・

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『親亀子亀方式』再検証(at ペリカン星雲)

2013年08月15日 | それでも星は流れる
昨夜は半月がまだ高いのに黄色く見え、とても撮影に適した夜では無かった。
ただ、まともな撮影ができなくなってほぼ40日が経過し、
中途半端に終わっている『親亀子亀方式』によるオートガイドの検証くらいならできるだろう、
という事で気持ちを奮い立たせ、23時過ぎに機材の設営を始めた。
前回7/19記事  で、
赤緯(Dec)の流れが増加した原因が、ファインダーによる左右バランスくずれに
よるのでは無いかと考え、対象導入後取り外す事にしました。

( ステラナビゲータ 9 で作成 )
一つ目の対象に選んだのはペリカン星雲(はくちょう座)
久しぶりなのでトラブルが予想され、エクステンダーなしのR200SS(f=800mm)で検証。

予想通り、PHDガイディングのキャリブレーションでEM-200赤道儀の持病のコネクタルーズが発生し、
コードの抜き差しでキャリブレーションを完了する事ができたが、
実は赤緯(Dec)制御のコネクタピンのルーズは継続していた事が後でわかった。
赤緯(Dec)が時間と共に追尾誤差が拡大。(この時点では原因わからず)
撮影画像のガイド結果グラフからも、赤緯(Dec)が直線的に追尾ズレが増加。
(ルーズにより赤緯(Dec)の制御信号が届かず、極軸設定誤差がそのままズレとして表れたもの)
撮影した10分×7枚画像を重ねて見ると。 (画像クリックで全体画像表示)

特に赤緯(Dec)方向の大きな流れの原因は、このあと検証したIC.1396(ケフェウス座)
のキャリブレーション時にわかるのですが、それは次回にという事で・・・

北極星がなんとか見える透明度2.5/(5段階評価)で撮影したペリカン星雲です。
撮影DATA: 2013/08/15am 01:26’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ 
露出 10分×7枚加算平均コンポジット ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温23℃ 冷却-2℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

透明度は悪かったのですが、20cmの口径と画像処理でなんとか絵にしました。

次回は

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条件は良くありませんでしたが、久しぶりのガイド撮影でした。
次回はこのあと撮影したIC.1396ですが、Decのルーズは回復したものの
透明度が更に悪くなり、作品としては期待できません。

雲上くもがみ
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