雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

流星群取り込んだら、パソコン壊れた!

2013年08月13日 | 天体写真(流星群・星野写真)
雲予報通り今年もダメかと思っていたが、
うたた寝から目をさまして外に出てみたら北極星も見えていた。
素晴らしい空と言えないが、これなら明るい流星を写す事は可能と考え、
13日0時前から設営をおこなった。
今回の撮影のポイントは感度を3200に上げ、その分露光時間を短めの30秒とした事。

撮影開始は0時35分頃から、タイマーリモコンで30枚(インターバル5秒)セットとした。
モヤっぽい空のせいか、撮影開始時に北極星付近に明るいのが流れたほかは
ほとんど肉眼では確認できなかった。

約120枚ほど撮影した2時頃になって、ふと気になってきた。
カメラのメモリカードはRAWで極大時間まで枚数は大丈夫だろうか?
そこで一時撮影を中断して、カメラのメモリカードを抜いて、パソコンに取り込んだ。
取り込みが正常に行われた事をCanonD.P.Pで確認した後、
カメラにカードを戻し、画像を消去した後に撮影を再開した。
撮影途中で取り込んだのはカードの容量もあるが、
タイマー撮影中は退屈なので、撮った画像を確認してみたかった事もあった。

そこで、パソコンを立ち上げたところ見慣れないメッセージが・・
立ち上げがうまくいかなかったので、立ち上げるための媒体をセットしろ」と言っているようです。
強制的に電源OFFで、何度やっても同じメッセージが出る。

いやな予感を胸にカメラの様子を見に戻ったところ、更にモヤッポイ空となっていたため、
極大の1時間も前に撮影を中止した。

(結局、カードには2時6分から撮影した30枚しか残らなかった。)

その30枚の画像中、流星が写っていたのはたった1枚だけだった!
(画像中央に1個だけ)
DATA: 2013/03/18 02h06m~2h23m TAMRON 17-50mmF2.8(f17mmF2.8)
30sec×30加算平均に流星の写っている画像を比較明 ISO3200 EM-200USDノータッチガイドCooled60D(冷却+1℃)

立ち上がらなくなったパソコンは、3年前に購入したエイサーのデスクトップです。
8Gに増設し画像処理専用に使っているため、画像も多く保存されています。
へたにいじり壊すと悪いので、日本エイサーカスタマSCに電話し、
データバックアップやリカバー等こころみたが、まったくダメ。
推定としては、ハードデスク自体が認識できていないというハード故障らしい。
修理には4万以上かかるかもという話。
失われた画像も含め、ショックである。

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今夜は昨夜よりはましな空だったが、
パソコンがこわれたショックから撮影する気分ではなかった。
(とりあえずはノートパソコンで対応できるのだが・・)
それに、サマージャンボも当たっていなかったし。

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応募者少なめ(SI7画像処理コンテストWeb投票実施中)

2013年08月12日 | 画像処理のはなし
先日当ブログで、アストロアーツ主催の「ステライメージ7・画像処理コンテスト
の紹介をおこないました。
応募は既に締め切られ、現在Web投票実施中です。
投票はこちらから
(投票期間は9月9日まで)

当初の予想では、類似の処理をした画像が多く集まるのではと思っていたのですが・・・
各部門とも予想外に少ない応募でした。
是非投票だけは大勢のみなさんの参加をお願いいたします。
私自身も結局いろいろあって、お詫びがてら2つの部門に応募しました。
(不注意から本来、載せてはいけない画像を掲載したりして・・)

素材の画像がいかに良いものかわかってもらうため、
過去に自分で撮影した画像をお見せします。
(注)応募したものは、これよりずっと派手めに処理させてもらってます。

アンタレス近傍
DATA: 2013/05/18am NFD300mmF2.8(F4相当) 10Min×7 ISO1600 LPS-P2FIL
Cooled60D(冷却-13.5℃) タカハシEM-200USD 60mmガイド鏡 ORION SSAG PHDガイディング

M33 銀河
DATA: 2009/09/21 VixenR200SS(f=800mmF4) 2Min×30 ISO1600 LPS-P2FIL
kissDX(SEO-SP2) タカハシ90S ノータッチガイド

投票はランダムに選ばれた2枚で対戦する形式で、
全ての対戦を見るには数十回の投票が必要です。
応援してやろうという方、応募者名は表示されませんので
良いと思う画像を選んでいただければ、
私が入賞する仕組みになっております。(むろん、ウソです!

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今夜はペルセウス座流星群です。
残念ながら、撮れる確率10~20%といった雲予報です。

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今年は晴れるか?ペルセウス座流星群

2013年08月11日 | 天体写真(流星群・星野写真)
天文雑誌によると、今年のペルセウス座流星群の極大は
明日の夜明け方3時頃(正確には明後日13日早朝)だそうです。
今年は月明かりが無く最高の条件なのですが、雲予報では我が越後は望み薄。

そもそも天体写真を再開してから、まともにペルセウス座流星群を撮った記憶がありません。
それでもと思い、ざっとこれまで撮ったものを調べてみたところ・・
3年前、雲の切れ間に撮ったものが見つかりました。
中央、雲の中にカシオペア座がくずれた”M”の字で見えています。
DATA: 2010/08/13 02h53m 30sec露光 TAMRON 17-50mmF2.8(f=17mmF2.8)ISO1600 KissDX(SEO-SP2) 固定撮影
肉眼では明るく見えた流れ星も、広角レンズでは迫力がありません。

他にも数枚流星の写った画像があったので,、”比較明”合成を行ってみたのですが、
雲による中断で時間が経過し、広角レンズの画像ゆがみから星がズレてしまい止めました。
撮影時間が長い場合は、比較明合成するにはガイド撮影が必要なようです。
明日夜、もし晴れたらISO感度を上げて(2500or3200)撮影しようかと思います。

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暑いのにいつも雲があります。
ここのところ、朝早く起きて庭の草取りが続き、昼はグッタリしています。

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『ガイド星図22時』(9月10月南中分)

2013年08月10日 | ガイド星図22時
前回撮影してから一ヶ月以上経ちました。
8月の新月も過ぎ、月がだんだん太くなっていますが、
未だ『ガイド星図22時』を使う機会は望めそうにありません。
利用されている方がおられるかどうかわからないのですが、
今回は9月10月南中分を掲載しました。
(私用に作成したもので、南中日時・高度は新潟県上越市基準です。)

既にブログ記事で掲載したものもかなりありますが、南中時刻順に再度掲載いたします。

(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)
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NGC6992網状星雲(東部)(はくちょう座) ● NGC7000北アメリカ星雲(はくちょう座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

NGC7023アイリス星雲(ケフェウス座)  ● NGC7009土星状星雲(みずがめ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

M15球状星団(ペガスス座)      ● M2球状星団(みずがめ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

IC.1396輝線星雲(象の鼻)(ケフェウス座)  ● M30球状星団(やぎ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

IC.5146まゆ星雲(はくちょう座)  ● NGC7293らせん星雲(みずがめ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

NGC7331& ステファンの五つ子(ペガスス座) ● NGC635バブル星雲(カシオペア座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

NGC7662青い雪だるま星雲(アンドロメダ座)● M31アンドロメダ大星雲(アンドロメダ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

NGC253銀貨銀河(ちょうこくしつ座)● NGC281散光星雲(カシオペア座)
・・・・・・・・・・・・・・・・


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11月南中分も早めに掲載するようにします。

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R200SSをエクステンダーする。(2ndシ-ズン)

2013年08月07日 | 機材
この記事タイトルを使うのは2回目です。
前回記事はブログ開設してまもない
12/13 でした。
最近はVixen R200SSにエクステンダーを付けて拡大撮影する事の方が多くなりました。
系外銀河などを撮ろうとすると短焦点反射のf=800mmでは、
小さくしか写ってくれないのがその理由です。
( Canon EXTENDER はいずれも中古品購入。 Vixen純正エクステンダーは現在は販売中止? )

R200SSと手持ちのエクステンダーの組み合わせは以下の通りです。
Canon EXTENDER EF1.4× 合成f=1,120mm
Vixen 純正エクステンダー 合成f=1,500mm・・・・・
Canon EXTENDER EF 合成f=1,600mm
* Canon EXTENDER使用時は、本体にコマコレクタを組み込んで使用しています。

拡大率の比較
(撮影画像は中央部分を等倍トリミング・・・画像クリックで全体表示
* 撮影日時・露光時間・使用カメラは異なります。

・・
 R200SS本体(コマコレクタ装着) のみ 

・・
 R200SS本体(コマコレクタ装着) + Canon EXTENDER EF1.4× 

・・
 R200SS本体 + Vixen純正エクステンダー 

・・
 R200SS本体(コマコレクタ装着) + Canon EXTENDER EF2× 

★ エクステンダー使用のメリット ★
★ 見かけの小さな対象を、拡大撮影する事により対象の描画画素数が増加。
☆ 拡大する事により、見かけの分解能が上がる??

★ エクステンダー使用のデメリット ★
★ 露光時間が何倍も必要。 1.4X ⇒ 2倍、2X ⇒ 4倍
★ 合成焦点距離に比例して、より厳しいガイド精度が求められる。
★ 撮影対象の導入がむずかしくなる。(特に目盛環導入の場合)
★ レンズ構成が複雑になる事によりコントラスト低下。
★ シーイング(大気のゆらぎ)の影響を受けやすくなり、星像が肥大化。
☆ 総合的に、拡大により見かけの分解能(切れ味)が下がる??

つまり、エクステンダー使用で
撮影時のハードルは明らかに高くなるが、
その効果は明確ではない!

実際の撮影画像による検証
( 見かけの大きさを揃えてあります。・・・画像クリックで全体表示 )

R200SS(コマコレクタ装着・・・ Canon EXTENDER EF1.4×・・・ Vixen 純正エクステンダー
・・・・f=800mm(F4)・・・・・・合成f=1,120mm(F5.6)・・・合成f=1,500mm(F7.5)









まだ画像はあるけど・・・、重くなるのでこの辺で。

さあ、エクステンダーの効果はあったのか?
あなたの判定は!!
R200SS持ってないので、興味ありましぇ~ん。
あっ、そうですか ・・・

お後がよろしいようで。

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やっと梅雨が明けたといっても暑くなっただけで、雲だらけじゃん。
もう新月期なのに・・、ほんとに「雲の上には宇宙(そら)」だね。
冬でもないのに・・

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