雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

銀貨銀河NGC253(ちょうこくしつ座)

2013年11月04日 | 天体写真(系外銀河)
1日夜、らせん星雲に続いて撮ったのは同じく南天低い
NGC253銀河(ちょうこくしつ座)です。
日本ではあまりなじみがない名前なのですが、
その形がコインに見える事から「銀貨銀河」の別名を持つそうです。
只今、南天の銀河撮影中。(背景には西に傾いたカシオペア座)
西側道路の防犯灯からの強烈な光を2枚の遮蔽パネルで防いでいます。

昨年はエキスパンダ-で拡大撮影(f=1120mmF5.6)していますが、
今回はR200SS拡大無し(f=800mmF4)で。
撮影DATA: 2013/11/01 22:20’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×12枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温9℃ 冷却-13℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

銀河部分をトリミングで拡大しました。(画像クリックで等倍画像)
上と下、どっちが手前? 私は下のような気が、いや上かな・・。

みかけが同じ大きさに見えるようにトリミングした昨年の画像。
( 撮影DATAは、画像クリックで全体画像表示より )
昨年の画像は基本性能の劣るKissDX(SEO-SP2)だったのですが、
より銀貨らしく見えているような・・( 今回は画像処理を控えめにしたこともありますが )

画像処理の段階で気が付いたのですが、
撮影メモには5分を18枚撮った事になっていました。
ですが、記録された撮影画像は13枚しかありません!
画像の撮影時間を調べてその原因がわかりました。
1枚TST撮影した後に、6枚タイマーセットしたはずが1枚のままだったようです。
この時は3回セットしたうちの最初だけだったのですが、
この夜のリベンジ撮影の本命だった、エリアダヌス座の棒渦巻銀河の撮影では・・
それは次回の記事で報告いたします。

NGC253は南天低いのですが、お隣の銀河M31と見かけの大きさを比較してみると。
( アンドロメダ銀河M31はネガティブ反転して合成しています。)
かなり大きくて明るいため比較的写しやすい銀河です。


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いつもは野球など見る事もないのですが、
今年の日本シリーズは全試合”楽天”を応援してしまいました。
アンチ巨人だったような気はするのですが、ほんとに”楽天”勝てて良かった。

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薄雲越しの らせん星雲(みずがめ座)

2013年11月02日 | 天体写真(星雲・星団)
前回撮影できたのは先月13日。
ほぼ20日ぶりにGPV予報で一晩中晴れの予報が出たものだから、
昼間から落ち着かない事この上ない。
先日の検証で、北極星の見えない玄関側の設営も可能となった事から
余計何を撮るかの選択に迷う事になった。
結局、成長の遅いアイソン彗星には見切りをつけ、
裏口スロープで南天低い対象をリベンジ撮影する事にした。
敷地内南側の防犯灯は『防犯灯隠し竿』で蛍光灯を隠し、西側道路の防犯灯は『灯火遮蔽パネルA・B』で防ぐ。

明るい内に設営を済ませ、南中時刻から最初の対象を
らせん星雲NGC7293みずがめ座)」とした。
ところが頭の上は雲が無いのに、南天低いところには雲が。
(撮りたいところだけに雲が・・・よくある話)
気長に待って21時前から撮影開始できたものの、
5分14枚のうち、薄雲がかかっているものも無理に使って8枚だけ。

撮影DATA: 2013/11/01 20:36’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×8枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温11℃ 冷却-12℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

薄雲越しの上に総露光時間40分じゃ、リベンジどころか
以前に撮ったものより劣っているかも。

それでもその後は雲が無くなり、薄明まで撮影する事ができました。
自宅撮影なので、タイマーリモコンをセットすれば、
あとは暖かい部屋に戻って、ブログでも見て時間をつぶせるのはGood。
今回はちょっと気を抜きすぎて、とんでもないミスをするのだが・・それは次の機会に。

日が替わって2日の3時過ぎにnaoponさんのブログ記事
を見たところ、
アイソン彗星の尾が少し伸びてきているようだ。
アイソン彗星を撮るには玄関前の設営が必要だが、
撮影継続中でこの時間からの移設は無理。
そこで、ダメもとでカメラ三脚で固定撮影を試す事にした。
固定撮影のためサンニッパより身近めのズームレンズを選択。
果たしてアイソンを捉える事ができるか

撮影DATA: 2013/11/02 04:34'~ CanonEF70-200mmF2.8(f=145mm F2.8)露出 10秒×6枚  ISO 1600 kissX2
  
画像クリックで黄枠内拡大・・・・・・・・・・・・ステラナビゲータ9で作成

わずか10秒でも日周運動で彗星核も流れていて、わかりにくいのですが
F2.8の明るさにより何とか確認できました。


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この夜は透明度は並だったのですが、
らせん星雲を含め5対象を撮る事ができました。
撮った順にブログ掲載の予定です。

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