
何を思ったのか、夫が秩父の札所巡りをすると言う。
何日も前から夜にTVも観ず、地図を広げたりパソコンを叩いたり。
納戸で、コンパスやシューズを捜している。
通勤で駅まで5,6分を歩くのに、踵が痛いなどと言っているのを、忘れているのだろうか(笑)
四国の八十八ヶ所巡りも、巷ではちょっとしたブームになっているけれど、夫がそんな趣味をもっているとは。
「私を誘わないでね」と、とりあえず、早めに宣言をしておいた。
旅行は計画段階が、わたしは一番楽しい。
机上で旅の順路などを組み立て、自分なりの計画が上手くまとまると、別に行かなくてもそれで満足してしまう事もある。
夫もこの類かと思っていたら、土曜日の夜に「明日出掛けるつもり」と言い出した。
車に頼らずひたすら歩くそうだ。
「それが良い。それが良い」と煽てておいたけれど。
今朝は早起きをして、本当に出掛けていった。
途中でメールを入れたら、一番の札所へ向かっているとか。
思っていたより本気だった。
午後の6時過ぎに、帰って来た。
9ヶ所を回って来たけれど、この続きは、年明けだとか。
やはり足が痛いらしく、ベタベタ膏薬をやたらに貼っていた(苦笑)
そして、今日は12月10日。
武蔵一宮氷川神社の「大湯祭」にあわせ、毎年10日に行われる酉の市なので「十日市」といわれている。
わたしが子供の頃は、学校も半日で終わり、帰りにパンやお菓子を頂いて帰ったものだった。
今はどうなのだろう。
今年はちょうど日曜日にあたったので、昼間に出た人が多かったらしく、夜はすいていた。
最近は、この時期の風物詩をあらわす露店も年々無くなり、田舎臭いけれど、暮れを前にした十日市の情緒も失われていく。