美術友達のというより、私の幼友達のMさんに誘われ、都美術館で今週から開催された「フィラデルフィア美術館展」へ出かけた。
Mさんは幼稚園から一緒の長~い友達。
つまり、私の友達の原点。
感性が似ているので、話の中で無駄な説明の必要が無いのが嬉しい。
そんなMさんとの無理をせず付き合える関係が、いつも私にとっては心地よい。
○○美術館展と名のつくものは、大体ハズレが多い。
保険などの関係で、傑作は呼べないのかもしれないけれど。
今回の傑出した作品は、ルノワールの「大きな浴女」、マティスの有名な「青いドレスの女」、ドガのブロンズ像「14歳の小さな踊り子」。
ドガのブロンズ作品というものを、初めて観た。
ドガの死後にアトリエで見つかった作品を、後に鋳造したらしい。
これは2人ともお気に入り。
Mさんとこの美術展はイマイチだったわねと言いながら、彼女の習っている油絵の事や、今読んでいる小説や観た映画の話しで盛り上がった。
感性が似ていると、最近観た映画も同じなのに驚く。
帰りの電車の中で、途中から乗車した高校生が鞄の中から、ブックオフの超目立つまっ黄色の袋を出した。
その袋を見ながら
「今時の男子高校生って、ブックオフでどんな本を買うのかしら?」
「そりゃ、コミックでしょ?」
私は、人が選ぶ本に興味がある。
書籍もファッションと同じように、その人のセンスが如実に出るような気がする。
まして、活字離れをしているという、イマドキの若者が読むものとは…(興味しんしん)
いそいそと、彼が袋から出した文庫本は、なんと三島由紀夫の「仮面の告白」!!!
確かに、男子高校生が読むには「仮面の告白」はグッドタイミングかも???
最近の若者は純文系をあまり読まないらしいが、軽く読める物で簡単に満足しないで欲しいと思う。
しばし、Mさんと三島の話題。
彼女が好きな作品は「午後の曳航」だとか。
私は短編の「真夏の死」
この作品には、特別な思い入れがある。
というのは「真夏の死」にはトラウマがあり、読んでいるとそれを思い出して息苦しくなってくる。
最近、やっとその思いは薄まってきたけれど。
そのくせ、夏になると必ず開いてしまう小説のひとつなのだ。
何故か、私はここへきて三島づいている。
先日、小説の先生との会話の中で、三島の遺族から出版差し止めを求める訴訟を起こされ、絶版となった本の話題になった。
そういえば、かつてそんな事があった…と徐々に思い出しながら、「剣と寒紅」をamazonで378円で買ってしまった。
Mさんとこうして出かけたのは、ちょうど1年ぶりだった。
私と別れると、Mさんは御父上を介護する日常に戻っていった。
Mさんは幼稚園から一緒の長~い友達。
つまり、私の友達の原点。
感性が似ているので、話の中で無駄な説明の必要が無いのが嬉しい。
そんなMさんとの無理をせず付き合える関係が、いつも私にとっては心地よい。
○○美術館展と名のつくものは、大体ハズレが多い。
保険などの関係で、傑作は呼べないのかもしれないけれど。
今回の傑出した作品は、ルノワールの「大きな浴女」、マティスの有名な「青いドレスの女」、ドガのブロンズ像「14歳の小さな踊り子」。
ドガのブロンズ作品というものを、初めて観た。
ドガの死後にアトリエで見つかった作品を、後に鋳造したらしい。
これは2人ともお気に入り。
Mさんとこの美術展はイマイチだったわねと言いながら、彼女の習っている油絵の事や、今読んでいる小説や観た映画の話しで盛り上がった。
感性が似ていると、最近観た映画も同じなのに驚く。
帰りの電車の中で、途中から乗車した高校生が鞄の中から、ブックオフの超目立つまっ黄色の袋を出した。
その袋を見ながら
「今時の男子高校生って、ブックオフでどんな本を買うのかしら?」
「そりゃ、コミックでしょ?」
私は、人が選ぶ本に興味がある。
書籍もファッションと同じように、その人のセンスが如実に出るような気がする。
まして、活字離れをしているという、イマドキの若者が読むものとは…(興味しんしん)
いそいそと、彼が袋から出した文庫本は、なんと三島由紀夫の「仮面の告白」!!!
確かに、男子高校生が読むには「仮面の告白」はグッドタイミングかも???
最近の若者は純文系をあまり読まないらしいが、軽く読める物で簡単に満足しないで欲しいと思う。
しばし、Mさんと三島の話題。
彼女が好きな作品は「午後の曳航」だとか。
私は短編の「真夏の死」
この作品には、特別な思い入れがある。
というのは「真夏の死」にはトラウマがあり、読んでいるとそれを思い出して息苦しくなってくる。
最近、やっとその思いは薄まってきたけれど。
そのくせ、夏になると必ず開いてしまう小説のひとつなのだ。
何故か、私はここへきて三島づいている。
先日、小説の先生との会話の中で、三島の遺族から出版差し止めを求める訴訟を起こされ、絶版となった本の話題になった。
そういえば、かつてそんな事があった…と徐々に思い出しながら、「剣と寒紅」をamazonで378円で買ってしまった。
Mさんとこうして出かけたのは、ちょうど1年ぶりだった。
私と別れると、Mさんは御父上を介護する日常に戻っていった。