THE QUARTET

2007年10月16日 | jazz
【 THE QUARTET 】を聴く為に、昨夜東京国際フォーラムに出かけた。
1976年に、ピアニストのハービー・ハンコックがたった1回の為に、グループを結成したという。
それからquintetだったり…そして今回、実現されたカルテット。
現代のジャズ界の最高峰、伝説のVSOPが日本で再生されると聞けば、これは行かないわけにはいかない。
V:Very
S:Special
0:One-time
P:Performance
まして、日本だけの特別コンサート。


       


                 

ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ジャック・デジョネット
かつて、それぞれマイルス・デイヴィスのバンドで育てられた4人が、初めてQUARTETとして共演。
トイレに行く間もない、驚く事に休憩無しの2時間ぶっ通しだった。
少しお疲れかしらと思う時もあったけれど、4人は60,70代なのにパワフル!!
最初の1曲、マイルスの“SO WHAT”が始まるとゾゾッとした。
マイルスをトリビュートした今回のコンサート、私にとって至福の時。

今日のレッスンの際に、昨日が先生の39歳の誕生日だったと伺い、ジャズとの出会いや、昨日のコンサートの話で盛り上がった。
そして、ジャズ理論について日頃私が思っていたことも話してみた。
男性の生徒さんは皆、理論を話し出すと食いついてくるそう(笑)
先生曰く、理論を全面に押し出して教える教室のほうが多いらしい。
しかし、そればかりに走ってしまうと、個性の無い曲になり本来のジャズというものを考えると如何なものかと。
私もその説に賛成。
勿論、ある程度の理論は必要だけれど。
絵を描いたり、デザインする時に理論は習ったけれど、実際作品に仕上げるときに必要なのは、結局その人のセンスや感性の鋭さだと思う。
良い作品ができた時に、気付けば理論通りだったということがある。
最初理論ありきでがんじがらめになるより、ジャズなんてものは何でもありの中で自由に楽しみたいと、私は思う。

ちょうど、私はマイルスの「FOUR」を弾き始めたばかり。
今回は、アドリブを出来るだけ沢山つくることと、今回もフォーバース、そしてピックアップを入れ、初めてベースソロを入れる事と盛り沢山。
呆けてらんない(笑)


         

             東京国際フォーラム


ついでに

フォーラムの近くなので、早速先日オープンした「イトシア」にも寄ってみた。
私の住む市にも、ファッション系商業施設がリニューアルされたり、新しくオープンされたけれど
いずれも、対象としている年代が20代30代の女性の店舗ばかり。
いつも思うのだけれど、それ以上の年齢の女性は、どこかないがしろにされている感じがする(怒)
女友達が集まると「洋服はどこで買うの」などの話題になる。皆困っているのだ。
どうやら、お洒落なミセスを、この国のアパレルは求めていないらしい。

           
コメント (2)
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