思い込みは怖ろしい

2010年02月19日 | diary
母の入院も10日を過ぎ、私もいささか疲れてきた。
やはり、リズムの崩れた非日常は、身体的なことより精神的に疲れる。
まして、小難しい父と小うるさい犬の面倒もみなくては…

ところが昨日のこと、病院の母から「今日退院することになり、先生からのお話もあるというので午後2時までに病院に来て欲しい」と電話があった。

 私も良く考えれば、いきなり今日退院という話があるはずも無く。
しかし、前日に母のリハビリ担当の方と担当医が、退院時期についての相談をするという話を伺い、その結論こそが今日退院なのだと私は思い込み…。

 そして、母も退院に関してのお話があるので、つきましてはご家族に来ていただきたいという言葉を、今日退院できるんだわ~と思い込んでしまったらしい。

姉と駆けつければ、母の容態の説明の中で退院は土曜日とのこと。

  ぐぁ~~ん!!

思いっきり、力が抜けた。
更に疲労感が増したよう

姉も何だか変?とは思ったらしい。

恐ろしいです、勝手な思い込み(苦笑)

病院へ向かう車の中で、退院が今日でよかったよかったと、話していた。
というのも、退院が決まった土曜日と言うのは、姉も私も予定がある。
姉は自分が幹事をする集まりがあり、私は親友と行コンサートが。
そのコンサートは夜だったら行けるのに、生憎マチネーなのだ。

どちらが身を引くといえば、それは私。

あ~あ、更に力が抜けた。

母が退院する喜びより、自分のツキの無さにがっかりしてしまった親不孝な娘であった。


何故か今、テレビから明日聴くはずだったバッハの、それも私の好きな「マタイ受難曲」が聴こえてきた。
神様がこれで我慢してねと、聞かせて下さった音楽なのかも。
これで我慢することにします。
コメント (2)
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