宮本輝の「人間の幸福」を読んだ。宮本輝の小説は「流転の海」をの5部作を含め10冊以上読んでいるが、古い作品で読んだことのない作品も結構ある。この作品もその一つ。
松野敏幸の住む杉並のマンションで起きた主婦殺しに絡む様々な人間もよう。マンション住人中心に人間関係が複雑に絡む。それも色恋沙汰。
東野圭吾の作品を読んでいるかと錯覚するようなパートもあるが、純粋な推理小説ではない。そこはやっぱり宮本作品。
人の心には誰しも魔物を住まわすということ。作品のなかに「世の中には災いを巻き散らす人が必ずいる」とのフレーズがあるけど、そういう人に関わると人生は暗転する。大概は異性だが・・。
500ページの大作で人間関係が複雑。
今日は午前中、雨が残ったけど、昼過ぎに上がったので皇居2週(10キロ)くらい走りたい。