奥田英朗の「無理」読んだ。543ページの超長編作。本の分厚さをみて読み終わるのに何日かかるか不安だったが、非常に読みやすく面白い内容で1週間ほどで読破。
以前、奥田英朗の「ララピポ」読んだが、「無理」はララピポの地方版。舞台は、おそらく岩手か青森にあると思われる、ゆめの市。
地方にも容赦なく時代の波が・・。援交、引きこもり、新興宗教、政治家の裏工作、詐欺商法、リストラ、ワーキングプアなど現代社会の抱えるの問題、恥部、汚点のオンバレード。
49章からなる長編だが、5人の主人公が各章で変わる。キャラクターの豊富さが笑える。ララピホは映画化されたが、無理も映画化されるの?。 笑えて腹立ってハラハラさせてくれる作品。さすが奥田英朗や。
表紙はちょっと地味だけど話はテンポが良くスリリング
長谷川穂積、世界に再挑戦か。気持ちは折れてないようだ。格好良すぎる。やられたら、やり返す精神は見習わなあかん!