斎樹真琴の「サキモノ!?」読んだ。商品先物会社「魁コモディテイ」を舞台にした女性営業社員「青木照子」の奮戦記。
1カ月ぐらい前に日経新聞に広告が出てて、読みたいと思ってたところにいいタイミングで借りてきたので直ぐに読んだ。
作者は若手作家。もしかして女性??
元航空会社勤務で才色兼備の楠木課長など登場人物のキャラが個性的でおもしろい。映像化したら絶対受けると思うけど。難波金融道より行けると思うけどどうやろ?
商品先物業界を題材にした小説では「赤いダイヤ」が有名。ここ10年ぐらいアメリカの商品先物業界は新興国の経済成長と世界的な好景気で空前の活況。一方、日本の商品先物業界は客離れから相次ぐ廃業で業界の危機に面しているらしい。数年ほど前120社ほどあったらしいが、今は20数社程度。年内にさらに大幅に減るとの観測。手数料を上げるだけで、投資家を育ててこなかったツケが回っている・・・。