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ひとを見抜く~伝説のスカウト河西俊雄の生涯

2010-10-13 | Book

澤宮優の「ひとを見抜く・伝説のスカウト河西俊男の生涯」を読んだ。

戦後、南海ホークスでプレーヤーとして活躍し、引退後は阪神、近鉄でスカウトとして活躍した河西俊男氏の伝記。

阪神のスカウト時代の頃は知らんかったけど近鉄時代のことは野茂、阿波野を獲得したスカウトということでマスコミに取り上げられてたので知ってた。スカウトした選手の数は300人以上。

昭和40年代にドラフトが導入される前は自由獲得競争だったため、スカウトの力量がモノをいった。元近鉄の鈴木啓示は阪神入りでほぼ固まっていたらしいが、急転直下で近鉄入り。翌年阪神は進学希望の江夏豊を指名。鈴木啓示が阪神に入っていたら日本のプロ野球は大きく変わっていただろう。

スカウトという仕事は会社なら人事担当者。スカウトと現場首脳との連携が上手くいってるチームは強い。スカウトという裏方の仕事はファンの眼にふれることはないけどこの本読んで野球の見方が変わるかもしれん。逆指名はドラフト制度最大の汚点や。戦力の不均衡を生むだけではなく、スカウトの命も縮めた。


阪神、近鉄の懐かしい選手の名前がいっぱい出てくる

川西さんは既に故人だが、77歳までスカウト活動したらしい。引退後も球場通い。理想の生涯だ。

近年、マリーンズは大阪出身の選手が多く活躍している。松本尚樹スカウティングスーパーバイザーの眼力と尽力によるところが大きいと思う。

今日は予定を一日繰り上げ通勤ランやるよ。