レッツゴー!花輪ジロー!

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銀婚式~篠田節子

2012-04-11 | Book

篠田節子の「銀婚式」読んだ。この人の作品を読むのは「女たちのジハード」、「インコは戻ってきたか」に次いで3作目。

主人公の高澤修平は30代後半で東栄証券のNYマンハッタンの現地法人の駐在を経験し、学生時代からの夢を実現させるが、駐在中に本社がまさかの破綻。

現地生活に馴染めない妻・由貴子は夫を残し、幼い一人息子の翔を連れて帰国。高澤はアメリカで数年かけて破綻処理をして帰国する波乱万丈の人生に。

修平は帰国後、中堅の損保会社を経て、仙台郊外にて教育者に。成人した息子の翔は元妻の元を離れ九州宮崎に住み、元家族はそれぞれの道を歩むことに。

会社の破綻、夫婦の破綻、子供の教育問題、職場の派閥争いにセクハラ問題、トドメが親の介護問題と40代から50代が抱える問題のオンパレード。話の展開にリズムがあり、あっさりと読める。この本は今年14本目のレビュー投稿となるが、上位に入る、お薦め作品。

主人公はストーリーの序盤で離婚しており、ストーリーの中で銀婚式の単語が使われたのは2回のみ。タイトルである銀婚式との接点はあるの?と思いつつ読んだが最後に納得。ただストーリー全体の流れからすると、タイトルは少し違和感があるね。ちなみに僕自身はこの10月で結婚15周年。水晶婚式らしいです。


紫の花咲く道を歩く男女が表紙

昨日は帰宅後1時間だけ自宅周辺を走って、年間走行距離は531キロ。走る前に久しぶりに体重計に乗った。65.2キロ、脂肪率は15%。ベストに近い数字。

 

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