女優でも小説家でもある岸恵子の「わりなき恋」読んだ。
主人公は70代を迎えた女優でもあり、ドキュメンタリー作家などとしての才能を発揮する伊奈笙子。その笙子が約一回りも歳下で妻子持ちの剛腕ビジネスマン(経営コンサルタント?)の九鬼兼太と恋に落ち、道ならぬ恋は7年にも。東京、パリ、ハンガリーのブダペストを舞台にした超大人の恋愛小説。
笙子はおそらく、岸恵子の分身。つまり自身の体験に基づいた半自叙伝的な作品。元夫がフランス人映画監督、元夫との間に生まれた娘がパリに住んでいるという設定なので、まずそうでしょう。
女は灰になるまで恋をするとはいうけど、75歳になっても恋をすることができるということは女冥利に尽きるの一言でしょう。
「わりなき恋」の意味は、理屈では割り切れないほどの深い恋という意味。恋は理屈では割り切れない感情が生み出す、ある意味、生き物だしね。
作品の最後の方に、笙子の家の家政婦さんの小夜が言った言葉にこんな一節。「夫婦なんて、平凡で退屈なものです。それでいいんです。子供が学校に行く頃には空気みたいになっちゃうんです。でもないと窒息するんですよ」なるほど。納得・・・。
おわりなき恋ではないですよ。恋はいつかは終わるモノ。
昨日は午前中、神田の千代田区スポーツセンターで30分マシンランと40分の筋トレ。ロッククライミングやったせいで、上腕部に少し張りがあったけどベンチプレスはこなした。天気が良ければ皇居周辺を1時間ランと思っていたけど、小雨が残っていたので断念。今年の走行は1,792キロ。1,800キロに大手!
マリーンズの渡辺俊介、大リーグ挑戦らしい。緩急をつけた緩いボールがどこまで通用するか楽しみだ。無謀と思えることに挑戦する姿は好感持てる。サインもらったことあるし、何回も先発した試合観たし、応援するよ。
今週はカッキーが休みなので、超多忙な週。今日は始発出社!。