

レスリー がいないと、 一同はお互いの間に何か妙なる香気が 欠けているような気がした。 レスリーの美しさは薔薇色の灯火が シミ一つない 雪花石膏の花瓶から輝き出るように、 内に目覚めた魂により照り輝いた。 あまりの華やかさにアンは 目が痛むほどの思いをすることさえあった。 【「アンの夢の家」 第25章】 |


更新している昨今ですね。
今朝は文字通り、
この冬の最低気温となりました。
庭の如露の水は、
カチカチに凍って。
その径も何だかザラザラ感。
昨夜のニュースでも最低気温が
-3度とか言っていましたものね。
それでも今日は太陽が
出ているのが救いです。
ゴミ出しの時見た北の空の冴え渡った青。
ここでも又々、吉屋信子の
「空は陶器の青みに晴れていた」
~なのです。
お陰様で最高気温は、昨日よりたった1度しか
高くないそうですが、それ以上のものに感じます。
【淡いピンクに染まった 「金の成る木」】

薔薇のない今の季節、
せめてもの慰みにと求めた、
薔薇の香水です。
「アンの夢の家」 のレスリーの
ように、存在そのものが
薔薇のように輝いていれば
必要のないものですけれど。
と言っても日常使いで、お部屋や
ポプリなどにも遠慮なく振りかける
ものですから高価な物ではありません。
今日は 「ピンキーガールズ」 の
オードトワレを。
こんな厳しい寒さですが、
すぐそこに近付きつつある春を予感
させるような淡いピンクのボトル。
プラス、甘い香り。
折しも今、満開の 「金の成る木」 も
合わせたように淡いピンク。
どちらかと言えば淡いブルーの方を
好む私ですが、たまにはいいですね。
それに何と言ってもピンクは、心までほんわか温かくなりますものね。
そして自分の楽しみのためにつける香りこそ、香水の発祥地、
パリジェンヌのライフスタイルでもありますから。