【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

スウィングの翼に乗って~その2

2012-02-11 16:12:18 | 音聴箱







ピアノの上の1輪挿しに、
その庭の冬薔薇が挿してある。
淡いクリーム色の花の影が
漆黒のピアノのふたに映っている・・・。
譲二はつと立つと蓋を開けた。
緋羅紗ひらしゃの鍵盤覆いをじゃけんにはねのけて、
馬の歯を並べたような象牙ぞうげの鍵盤を
指1本でポンポンと打ってみる・・・・・
              【吉屋信子著 「安宅家の人々」】


   「建国記念の日」 の今日は快晴の朝となりました。
  春とは名のみの厳しい寒さ・・と記したのは、つい昨日の事。

   その一方で、近付く春の足音がひたひたと迫りつつあるのも感じます。
  まず日溜りの日射しの柔らかさ。そして日が長くなった事。

   あの老いた月の日々、午後4時半ですら薄暗くなっていましたのに、
  今では午後6時でも明るい・・。
  そして今日は、かなり暖かくなりました。




      さて、探していたオスカー・ピーターソンの
    楽譜が出て来ました。

     ただ、彼のレコードはあるのですが、CDを持っていません。
    私は CD を何度も聴き、感覚を掴みますから、
    CD がなかったら、お手上げ状態。

   CD に合わせてピアノを弾けるようになりましたら、
  一応仕上がり・・という方法を取っています。

   いいえ、“取っています” ・・ではなくて、
  “取っていました” ですね。もう何年もジャズは弾いてはいないのですから。  

   所謂(いわゆる)、コピー & モノマネの類(たぐい)。
  でも考えてみれば、それでいいのですよね。

   文法なんて分からなくても英語が喋れるように、
  スケールなんて拘らなくてもいい・・。
  理論は、後から着いて来ますもの。

   ~なんて、つい思ってしまいます。詮方(せんかた)ない事ですけれど。
  もっと若いうちに、そんな風に割り切れていましたら・・。

   そんな時、「鏡に微笑みかけて」 の楽譜を見つけました。
  これには確か CD があった筈・・と探し出したのが上の写真です。
  求めたのは楽譜が先だったのか、CD が先だったのか・・。

   そう言えば、クラシックの名曲が収められているから求めたのでしたっけ。
  ショパンの 「ノクターン」、リストの 「愛の夢」 等など・・。

   例えば、ショパンの 「ノクターン」。
  一部を本来のクラシックで弾いて、途中からジャズに変化させる・・

   不定期に行なっている、子供たちのピアノ発表会などで
  弾くにはいいかも知れません。何だか楽しくなりました。