【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

私は今ここにいます~その2

2012-02-07 17:02:37 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






自分たちの小さい住居から、
所謂いわゆる本家の兄夫婦の家までの森の小径は、
様々の落葉の吹き溜りが積もって、
踏むとかさこそと枯葉が靴底に鳴る。
(中略)
そこの部屋の壁暖炉に火が燃えていた。
森の中だけに、焚き物は豊富で、
赤松を割った太い薪が肌にやにの泡を浮かべて、
じりじりと炎を上げていた。
                【吉屋信子著「安宅家の人々」】


   昨日の昼間は、ほとんど降らなかった雨。
  昨夜半から再び降り出し、朝には上がりました。
  昨日以上に暖かい朝です。

   暖かいとは言っても冬は冬。
  雨は上がったと言いましても薄暗い室内。

   おまけに上記のような暖炉の描写となりますと・・。
  およそ10日振りに 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。






   そうそう、カフェと言えば・・。
  最近又、昔ながらの喫茶店が
  復活しつつあるという、
  ニュースを耳にしました。

   珈琲好きの私としましては、
  何とも嬉しい限りです。

   今日のカップは少々、使い込んで
  いますが、「コレット」 の物を。

   ごくシンプルなデザインですが、
  たまにはいいですね。

   私はなぜかこんなセピア色で・・
  隠れ家的雰囲気のある、ここが好き。

   今日は昔の手動式の蓄音器を
  引っ張り出して来ました。

   目一杯ハンドルを回して、
  その戻りでレコードが回転します。

   一応現役ではあるのですが、
  何しろ、年代物。

   その日のご機嫌次第といった処でしょうか・・。
  叩いたり、又ある時はなだめ、すかし・・そうすると動き始めます。

   雑音こそありますが、昔懐かしい音は健在です。
  ですから遥か昔に・・想いを馳せる事は十分可能です。
  ~なんて。

   ところで昨日の記事に関連して。
  一言の言葉も発しないやり取りでしたね。言葉を発しないと言えばメール。

   随分前になりますが、その歌とメールの共通性を記した筈ですが、
  肝心のその記事が見当たりません。(見つかり次第、リンクします)

   日本人には歌でやり取りするという、こんな DNA が刻まれているのですものね。
  何だか妙に納得してしまいます。