【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

先取りした春

2012-02-24 16:51:57 | 趣味の器(壺)~その他









それは綺麗に艶出ししたマホガニーの
丸テーブルで、真ん中には花瓶に入れた薔薇が
飾ってあり、真っ白なレースの花瓶敷きが
ピカピカしたテーブルの表面に
しっとりとした感じで載っている。
果物が1皿出ているが、
デザート皿は3枚とも手つかずだ。
飲み残しの 珈琲カップ が3つ ――
          【「A・クリスティー著 「イタリア貴族殺人事件」】








   起床時こそ、
  重い空でしたが、
  午前8時半頃には
  青空が戻って来ました。

   今日も暖かさは継続中です。
  そのせいか、堅く閉ざして
  いた、お隣の梅も、やっと1輪、
  2輪・・の開花を見ました。

   それでも去年よりは
  2週間ばかり遅れているでしょうか・・。
  それだけ今年の冬が寒いという事なのでしょうね。












   さて、今日のように
  日射しが和らぎ、いかにも
  春らしくなって来ますと、
  テーブルコーナーも又、春の
  装いをしたくなりました。

   ここは大好きなレースで。
  でも1ヶ所だけにして
  置きましょう。

   あの屋根裏部屋雰囲気の
  セピア色の部屋は、
  もう暫く今のままで。

   以前は、やたらに
  明るい部屋が好きで、
  窓に拘ったものです。

   しかしながら年齢と共に
  好みは変わるものですね。

   ましてや、
  穴蔵が好きになるなんて。

   折角春色に模様替えしたのですから、
  今日は、ここでお茶を頂く事に
  致しましょう。

   昨日の今日ですのに、
  こんな事でいいのかしら。

   でも、折角丸福のプリンが
  手に入ったものですから。

   ~なんて。早くも言い訳三昧です。
  プリンの入っている、桜の花びらのような器は、「たち吉」 製。

   同じく(たち吉製ではありませんが)
  桜の花びらをイメージした珈琲カップがありますので、
  (桜の季節まで待とうとも思ったのですが)
  思い立ったが吉日とばかりに。(もう1客は若草色のペアカップ)

   ところで最近、陶器が売れないとの新聞記事を目にしました。
  このままでは、伝統ある日本の陶芸産業が
  衰退の一途を辿るばかりとか。

   その1番の原因は、
  家庭で料理を作らなくなった事だと言います。

   コンビニ弁当などの普及で、
  わざわざ器に盛らなくても良くなったのだとか。

   器1つで料理も活きると思うのですが。
  少なくとも紙皿よりは・・。

   一方、去年の震災や、「断舎離」 などの普及もあって、
  最低限の物だけで生活する、メリットのようなものも叫ばれています。
  さしずめ、なかなか物が捨てられない私などは、常に迷う処です。