レスリーは安っぽいクリーム色の綿ボイルの 質素な服に例の 真紅 の帯を締めていた。 レスリーが 真紅 の色を 付けていない事は1度もなかった。 例え1輪の花にしろ、身の周りのどこかに 赤 が光っていないと気が済まないのだと アンに語った事があった。 アンにとってそれはかの燃える色の外、 あらゆる表現を拒まれているレスリーの 強烈な閉じ込められた個性を 象徴しているようにいつも思われた。 【「アンの夢の家」 第23章】 |
こちらは1点の雲もない冬日和となりました。
ただ、起き抜けの気温は昨日より2度ばかり低く・・。
従って庭の如露の水は、今年何度目かの凍結を見ました。
それでも日射しがありますので随分、救われます。
レース越しに入る日光が、東側の窓辺に吊るしている、
ローズゼラニウムの葉っぱの陰影をテーブルに映し込み、
それは、さながらロマンティックなテーブルクロスのよう。
ただし時間限定。
そして、今日のように晴れた日に限るのですけれど。
さて、外はまだまだ冷たく寒いけれど、
ひたひたと迫る春の足音を感じる、今日この頃。
おまけに今日のようにお天気が良いと何となく気分が華やいで・・。
ちょっと気分転換。そんな事、ありませんか・・?
そんな時、今着ている黒いセーターの上に赤いキラッ☆ を纏(まと)いたくなりました。
今日のレスリーではないけれど、私も黒い服に “赤” は大好きです。後、濃紺などにも。
ところで、ビーズのネックレスは大好きなのですが、
どんなに気を付けていても引っ掛けたらお終い。
最近の物は糸が切れるという事はありませんが、
昔の物は糸が布製の物もあり、いつか外出先で糸が切れて往生した事も。
でもある意味、そんな儚さがビーズに惹かれる理由かも知れません。
その儚さは一瞬の命の煌きのよう。それは硝子にもありますものね。
つい先程まで晴れていた空も、いつの間にか真珠色に。
深夜辺りから再び、お天気崩れるようです。