【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

近付く春の囁き

2012-02-04 18:25:08 | レトロ(素敵)な空間~散策

【「山茶花(サザンカ)」】


【梨園】


正午近くに一同は町に着き、
「ブナの木屋敷」 へ向かった。
それは全く古い立派な屋敷で、
街道から引っ込んだ所に、青々としたにれや、
枝葉を差し交わすぶなの木立に囲まれていた。
                  【「赤毛のアン」 第28章】



   こちらは今朝も
  晴れ渡った空になりました。

   起床時の寒さは相変わらず
  ですが、それでも春に入る日、
  「立春」 の今日は、その寒さは
  ちょっぴり緩んだようです。

   現金なもので如露の水の
  凍結もありません。

   ここで訂正。
  昨日の最低気温は何と-3度
  だったそうです。

   (-1度と記した昨日のブログ記事は訂正させて頂きました)
  氷点下のこの気温、未だかつて私の記憶にはありません。



【蝋梅(ロウバイ)】



【この木(金木犀)の向こうに・・】  


   そんな今日ですから外出した
  帰り途、道草する気分になったのも
  ある意味、当然かも知れません。

   でも、やはりと言いますか・・
  頬に当たる風は冷たくて。

   これまでが寒過ぎましたものね。
  これでも平年並みなのでしょう。

   ただ、太陽の恩恵を受けています
  から、日溜りは心地良くて。

   私の足は、自(おの)ずと
  あの場所へ。そう、
  “アン気分に浸れる場所” です。

   ついこの間は、ボルドー色だった
  梨の葉は、すっかり落ち立木の
  オブジェ。(上から2枚目の写真)

   今日は梨園に隣接するリラ版、
  「アンの家」 の庭の奥まで
  入らせて頂きました。

   大きな金木犀の木の向こうには、
  こぼれんばかりの山茶花や香りの良い蝋梅が・・。

   それにしても、ここまで入ったのは初めてです。
  いつも手前で引き返していましたから。

   ここは、まさに 「アンの家」。 アン を置いたらピッタリです。
  でも、不思議ですね。浮かぶのは、どうしたって少女のアンなのです。

   もう少し暖かくなれば大きな木の下で本を読みましょう。
  ピクニック気分で食事もいいかも知れませんね。

   そして、ここは春には一面の 【黄色】 (蒲公英)の絨毯になるのでしたね。
  ~なんて。今日もすっかり 「想像の余地」 に入り込んでしまいました。

   そうそう、例の 「ブナの木屋敷」 ならぬ、【ポプラの木屋敷】
  あの天まで届かんばかりのポプラの木が切り倒されていました。

   つい3日前には、元の場所にこそありませんでしたが、
  庭の奥に、その姿を確認したばかりですのに。

   他人事(ひとごと)ながら・・どれだけ安堵したことか。
  以前の屋敷の佇まいが、上記の 「ブナの木屋敷」 に、
  そっくりでしたから余計に残念です。