【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夏のこぼれ花

2012-10-01 16:55:16 | 香る庭の花綴り





【木槿(ムクゲ)」】


しかし、秋も美しかった。
暗青色の湾から吹く風や
素晴らしい 仲秋の名月 を楽しむ事が出来た。
窪地には抒情味豊かな紫苑が咲き、
林檎が鈴なりの果樹園からは
子供達の笑い声が響いて来た。
上グレンの山の牧場の夕べは澄み渡り、
銀色のいわし雲の空を黒い鳥が渡って来た。                  
                  【「炉辺荘のアン」 第11章】


                                   【魔法】
   台風一過の今日。
  清(すが)しい青空を
  期待したのですが・・。

   早いもので今日から
  10月ですね。

   それにしてもアッと
  いう間に老いて来た月。

   ところで昨夜は仲秋の名月を
  見る事が出来ませんでしたが、
  今日はどうなのでしょう。
  十六夜(いざよい)ですね。

   十六夜の月は、
  ためらうように
  出て来るのだとか。

   たった1日違うだけで、
  月の出が40分も遅くなるそうです。

   そして明日十七夜は
  「立待月(たてまちづき)」。

   その後、「居待月(いまちづき)」
  「寝待月(ねまちづき)」、「更待月(ふけまちづき)」 と
  ロマンティックな異称が続きます。

   月も満ちて行く時は異称はほとんどありませんが、
  欠ける月にはある・・。

   人々は衰え行くものに、より想いを投影させるのかも知れません。
  季節もそうですし、年齢もそう。





   
   
   
   
   今、夏の花である木槿(むくげ)が満開です。
  勿論、朝顔やハイビスカスも。
  尤も夏の花が秋に咲く事は今に始まった事ではありませんけれど。

   未だにその花は大輪で、相変わらず華麗で。
  秋の侘びしさ? のようなものは感じられません。

   今日、ちょっぴり寂しそうに見えるのは・・
  真珠色の空だからでしょう。やはり青い空と太陽が似合いますものね。