


アンはどの服を着て行こうかと考えた。 何を着ようと別にどうという事はないけれど、 とアンは無念に思った。 鏡ももうアンの友ではなかった・・・・・ (中略) 薔薇の蕾模様のあのスリップの上に着る あの新調の青林檎色の網目の服にしようか? それともクルーニーレースの付いた イートン・ジャケットの クリーム色の絹の紗にしようかしら? アンは両方着てみて、網目のにする事にした。 【「炉辺荘のアン」 第42章】 |

気持ちの良い秋晴れが続きます。
しかも今日は1日中、ず~っと何もない空。
一面、青 ー 青 ー 青の、
まさに日本晴れの、絵に描いたような1日となりました。
こんな日・・青い空に向かって思い切り
洗濯物を干す時の気持ち良さと言いましたら・・。
青空に翻(ひるがえ)る白い洗濯物。
勿論、洗濯物だって太陽の光を一杯に受けて嬉しそうです。
ふと感じる幸せ。それにしても随分、安上がりな私ですこと!


さて今日のような爽やかな日は、
それこそ、風を切って野山を闊歩(かっぽ)したいですね。
いいえ、闊歩とまで行かなくても、私だけの秘密基地?
に、お弁当でも持って・・~なんて思っていたものです。
なのに・・すぐ近くですのに、
思いの外、着て行く服に迷ってしまって。
一旦は、Aラインのスカート(普通丈)に、
後ろボタンのレースのブラウスを着込みました。
外に出たところで今日は暖かいせいか、
蚊がやたらと多い事に気付きます。
となれば、ロングの方が良いのでは・・と思い、
再び着替える羽目に。
ちょっと・・のつもりが、何と鏡の前でファッションショー。
そうこうするうちに、「ピンポーン」。近所の友人の来訪です。
ハーブの 「ミント」 を持って来てくれて。玄関先で、しばしお喋り。
そんなこんなで。時間は瞬く間に過ぎ、
気持ちも萎(な)えて来たという、
いつものお決まりパターン? となってしまいました。
何をしているんだか。
結局、1番楽で手軽な、いつもの場所に落ち着きました。
蚊取り線香片手に、(やはり今日は蚊が多い)
お茶を飲みながら、ここで暫く本を読んだり、
「想像の余地」 にボ~ッと浸ったり。
でもお陰様で、もう少しで 「昭和史発掘3」、終わりそうです。