【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

伝説になった薔薇

2012-10-14 16:05:05 | 薔薇の追憶

【白い貴婦人】


【こちらは 「(夢見る)公爵夫人の薔薇」】 






空中には薄荷の匂いが漂い、
どこか目に付かない所の 薔薇
たまらなく甘く香っていた。
6人も子供がいるにも関わらず今なお若々しい
目で夢見るように芝生を眺めていたアンは、
月光を浴びたロンバルディ・ポプラの若木ほど
ほっそりとして妖精じみたものは
またとないと思った。
                  【「炉辺荘のアン」 第16章】











   




   まだ明けやらぬ空は、写真のような朝焼け。
  朱鷺(とき)色とでも言うのでしょうか、美しい空。

   今、こうして記しながら、朱鷺色という、
  そんな言葉がある事に感激もしています。

   再び眠りに着き目覚めた空は、
  今度は一面の鱗雲です。何とも秋らしい空。

   それにしても朝晩の寒暖の差が顕著(けんちょ)です。
  となれば、今年の紅葉は期待が持てますね。


   さて、今のこの季節、
  金木犀が盛りで、まさに
  「香料の生える丘」 ならぬ庭。

   一方、赤い 「(夢見る)公爵夫人の
  薔薇」 に続いて 「白い貴婦人」 も
  控えめながら、しずしずと登場。

   しかしながら、麗しい強烈な
  香りを、そこかしこに放ちながら・・。

   特に秋は、その香りもより
  強くなるような気がします。

   そんなこんなで、小さな庭は
  高貴なお方の揃い踏みとなりました。

   それにしても秋薔薇にしては
  珍しく、花びらを少しだけ
  虫にやられましたけれど。

   こちらの白い薔薇は、
  「英国の薔薇」 と讃えられた、
  元英皇太子妃ダイアナを思います。

   尤も我家の薔薇・・生憎、正式の名を知らないのですが、
  (以前の写真を見るにつけ)彼女に捧げられた薔薇、
  「プリンセス・オブ・ウェールズ」 にも似て。

   今日の薔薇は、ちょっと種類が違うようですが、
  もう一つ、蕾を付けているのがありますので、そちらを楽しみに。

   日本でも 「プリンセス・ミチコ」 や 「エンブレス・ミチコ」、
  「プリンセス・サヤコ」 などがありますね。
  世の女性たちは、薔薇によって伝説になるのですね。