【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

息づく路地の風情

2012-10-22 17:46:57 | レトロ(素敵)な空間~散策



【神の宿る木?】


枝の曲がりとか、こぶとか、うねりとかがあって
必ずその特徴によって1本の木は
他の木々から区別されるのである。
ある木々は社交的に、枝を交えて
一緒に成長するのを愛する。
(中略)
それから又修道僧のように、
1人群れから離れて真っ直ぐに高く立ち、
空の風とだけ語っているのもある。
けれどもこういう木こそ
1番知る価値のあるものだ。        
               【「エミリーはのぼる」 第19章】


   日本晴れが続きます。
  今日も雲一つない青空になっています。

   朝晩は、めっきり寒くなりましたが、日中はかなりの暖かさ。
  そんな陽気に誘われたように蝶が花から花へと飛び回っています。

   一方、火照(ほて)った夏を和らげてくれたゴーヤの葉っぱ。
  萌葱色からス~ッと色が抜けて黄色になり、軽くなって、すがれ。

   まだ花が咲いていますから、どけていませんが、
  秋になった今、物淋しい風情は心に迫ります。

   さて、昨日は電車と地下鉄を乗り継いで1時間半、親戚の家に。
  法事があったのですが、そこは路地の入り組んだ昔ながらの古い街。
  駅からは程近いのですが、何度訪れても迷路のようなそこは、迷います。

   そしてある1軒のしもた屋。
  家のすぐ際にある木。その木に白い紙垂(しで)が、ぶら下がっていました。
  やはり木には、紙が宿るのかも知れませんね。



【ひざまずく君主】



      一方、ご覧の通りこちらは教会。
      (2日前の写真です)

    どこでも目にする銅像ですが、
     何とひざまずいています。

       銅像はそう、悲劇の
    キリシタン大名、高山右近です。

    バテレン追放令で大名を追われた
    右近はマニラで生涯を終えたとか。

      こちらのカトリック教会は、
        右近を記念して
      戦後造られたようです。

       教会は右近臨終の地、
     マニラの大聖堂をモデルと
        したそうです。