【神の宿る木?】
枝の曲がりとか、瘤とか、うねりとかがあって 必ずその特徴によって1本の木は 他の木々から区別されるのである。 ある木々は社交的に、枝を交えて 一緒に成長するのを愛する。 (中略) それから又修道僧のように、 1人群れから離れて真っ直ぐに高く立ち、 空の風とだけ語っているのもある。 けれどもこういう木こそ 1番知る価値のあるものだ。 【「エミリーはのぼる」 第19章】 |
日本晴れが続きます。
今日も雲一つない青空になっています。
朝晩は、めっきり寒くなりましたが、日中はかなりの暖かさ。
そんな陽気に誘われたように蝶が花から花へと飛び回っています。
一方、火照(ほて)った夏を和らげてくれたゴーヤの葉っぱ。
萌葱色からス~ッと色が抜けて黄色になり、軽くなって、すがれ。
まだ花が咲いていますから、どけていませんが、
秋になった今、物淋しい風情は心に迫ります。
さて、昨日は電車と地下鉄を乗り継いで1時間半、親戚の家に。
法事があったのですが、そこは路地の入り組んだ昔ながらの古い街。
駅からは程近いのですが、何度訪れても迷路のようなそこは、迷います。
そしてある1軒のしもた屋。
家のすぐ際にある木。その木に白い紙垂(しで)が、ぶら下がっていました。
やはり木には、紙が宿るのかも知れませんね。
【ひざまずく君主】
一方、ご覧の通りこちらは教会。
(2日前の写真です)
どこでも目にする銅像ですが、
何とひざまずいています。
銅像はそう、悲劇の
キリシタン大名、高山右近です。
バテレン追放令で大名を追われた
右近はマニラで生涯を終えたとか。
こちらのカトリック教会は、
右近を記念して
戦後造られたようです。
教会は右近臨終の地、
マニラの大聖堂をモデルと
したそうです。