【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

私だけの秘密基地

2012-10-05 18:36:26 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編





しかしこの部屋で1番嫌なのは絵だ ――
何とも腹の立つような着色石版画である。
いつか全部壁の方へ裏返して
しまった事があった。 
(中略)
「エムリー、なぜ絵をいじくったの」            
              【「エミリーはのぼる」 第7章】


   今日は快晴のお天気に恵まれました。
  当然、こんな日は戸外と室内の優劣の逡巡。

   お弁当でも持って近くの野山でも散策しましょうか・・。
  何となく今日は人恋しくて? 近くの友人にTEL。

   今思えば・・。
  初めのうちこそ、“いいわね・・” ~なんて話していましたのに、
  仕様もない話に夢中になってしまって。気が付けば2時間の時間経過。

   “あら、もうこんな時間!” 何をしているのでしょうね、私達って。
  “近いうちに・・” と約束して電話を切ったものです。
  




     となれば、私は “私だけの秘密基地” へ直行です。
    何と言っても、ここが1番落ち着けますから。
    勿論、壺の上テーブルです。

     エミリー と違って、
    今日も見ているだけで癒される、マリー・ローランサンの絵と共に。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。


   涼しくなったとは言え、
  日の当たる場所は、
  まだまだ暑くなります。

   日陰になるのを
  やっとの思いで待ち、
  蚊取り線香も携えて。                  

   手当たり次第に庭の花を
  摘めば・・いつもの
  文庫本も一緒です。

   この場所でどの位の時間、
  過ごしたでしょう・・?
  ふと覚えた寒さ。

   おまけに、いつの間にか
  日没も早くなって。

   そして、どこのお宅
  なのでしょう・・?
  秋刀魚を焼く匂いも。

   思わず鳴く、お腹の虫。
  そろそろここを引き上げましょうか・・。