しかしこの部屋で1番嫌なのは絵だ ―― 何とも腹の立つような着色石版画である。 いつか全部壁の方へ裏返して しまった事があった。 (中略) 「エムリー、なぜ絵をいじくったの」 【「エミリーはのぼる」 第7章】 |
今日は快晴のお天気に恵まれました。
当然、こんな日は戸外と室内の優劣の逡巡。
お弁当でも持って近くの野山でも散策しましょうか・・。
何となく今日は人恋しくて? 近くの友人にTEL。
今思えば・・。
初めのうちこそ、“いいわね・・” ~なんて話していましたのに、
仕様もない話に夢中になってしまって。気が付けば2時間の時間経過。
“あら、もうこんな時間!” 何をしているのでしょうね、私達って。
“近いうちに・・” と約束して電話を切ったものです。
となれば、私は “私だけの秘密基地” へ直行です。
何と言っても、ここが1番落ち着けますから。
勿論、壺の上テーブルです。
エミリー と違って、
今日も見ているだけで癒される、マリー・ローランサンの絵と共に。
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
涼しくなったとは言え、
日の当たる場所は、
まだまだ暑くなります。
日陰になるのを
やっとの思いで待ち、
蚊取り線香も携えて。
手当たり次第に庭の花を
摘めば・・いつもの
文庫本も一緒です。
この場所でどの位の時間、
過ごしたでしょう・・?
ふと覚えた寒さ。
おまけに、いつの間にか
日没も早くなって。
そして、どこのお宅
なのでしょう・・?
秋刀魚を焼く匂いも。
思わず鳴く、お腹の虫。
そろそろここを引き上げましょうか・・。