6月には白とピンクの花を一杯に付けていた 林檎の木が、赤褐色や銅色の実を結ぶ 10月になると、エバン夫人は 掛け布団の仕立てに取りかかった。 それはアヴォンリーでは大変豪華な柄と 思われている 「ライジング・スター」 模様の布地であった。 (中略) 紅白の菱形の布を縫い合わせながら、 エバン夫人はこの掛け布団が ニューブリッジの家の客用寝室のベッドに 掛けてあり、自分がセーラを訪ねて行った時、 その上に帽子や肩掛けを置く所を想像して、 良い気持ちになっていた。 【「アンをめぐる人々」 9.】 |
思わず秋が深まった・・と感じた朝。
昨夜などは、けたたましい程の虫の饗宴。
その宴会は、今日になってもまだ続いています。
そして10月最初の連休は、各地で運動会もピークでしょうね。
例に洩れず、近くの幼稚園でも行なわれていて、
風に乗って楽しそうな雰囲気が、こちらにも伝わって来ます。
私はレース編みが
1番好きですが、
それでも秋になりますと、
布の温かみが恋しくなります。
こんな時は・・
「リンド夫人の部屋」
に直行です。
尤も私のそれは、誰に
教わったものでもない、
見よう見真似。
従って手の込んだものは出来ません。ごくシンプル。
おまけに今では小物しか作りませんけれど。
ところで上記の 「ライジングスター」 とは、パッチワークのパターンの事。
因みにテーブルに敷いているのは 「ペアーズポー(熊の手)」。
これらはアメリカ大陸に渡った開拓の人々の暮らしの中から
生まれたものです。勿論、それに伴った数々の物語も。
思い出すのはNHKでも放送された、「大草原の小さな家」。
これは映画化されるそうですね。今から楽しみです。