


・・・ 風が出て来たでな。 今夜の空に気がつきなすったかな? 『鰯雲 空と 馬の尾雲 は 高い船にも帆をかけさせる』 ですわい」 【 「アンの夢の家」 第24章】 |

朝の早い時間こそ、上記のような空でしたが、
昨日同様、日中は良いお天気になりました。
ところで昨夜の月。
十七夜ですから 「立待月(たてまちづき)」 ですね。
昼間は快晴でしたのに、夜はなぜか雲に覆われて。
でも暫くすると真丸のお月様が現れ、
雲の中を出たり入ったりするサマもそれはそれで幻想的でした。





【刹那の空】
さて昨日も記しましたが、昨日ばかりは目の前に広がる
青い空と雲に目を奪われ、自転車に乗っている私は、
ついフラフラとしてしまって。
“いけない・・” と原っぱへと寄り道。
(幸い、某国立大学の農園がありますから)
しばし、ボ~ッと空を眺めていたものです。
“秋だな~” と感嘆しながら・・。
そんなこんなで今日も昨日の続きを。
「鰯(いわし)雲」 「鯖(さば)雲」 「羊雲」、
「鱗(うろこ)雲」 等の雲は、馴染(なじ)みがありますね。
尤も、これらは巻積雲の俗称ですが・・。
昆虫等の小動物が保身や攻撃のために周囲の環境や、
別の動物に姿を似せる事を 「擬態」 と呼びますが、
雲にそんな事があろう筈もありません。
それでも空を眺めていると “アレッ!?” という事が良くあります。
鳥や動物に似ている雲って、意外に多いですものね。
思えば、雲ほど 「想像の余地」 があるものも他にない気がします。
一方、空から辺りに目を転じれば、そこは既に黄金色。
ついこの前までは一面、緑色でしたのに。
「黄金の秋」 とは良く言ったものですね。



【風に揺れる「狗尾草(えのころぐさ)」】
