


ミス・セーラの方は黒絹の服を着て、 糊の効いたペチコートを付けた小さな人で、 髪は雪のように白く、 目は着ている服のように黒く、 静脈の浮き出た細い手は膝の立派な レースの襞飾り の中で組み合わされ、 悲しげな、愛らしく、優しいその姿は 話などしたら壊れてしまいそうでした。 【「アンの幸福」 最初の1年】 |


【「犬蓼(イヌタデ)」】
今日も気持ちの良い秋晴れとなりました。日本晴れ。
そう言えば、今日10月10日は晴れの特異日ですものね。
東京オリンピック 【1964年(昭和39年)】を記念しての 「体育の日」。
私などにはこちらの方が、どれだけ馴染み深いでしょう。
ところで今、可憐な野の花、「犬蓼(イヌタデ)」 が、
庭のあちこちに姿を見せています。「水引草」 と共に大好きな花。
折からの風に揺れる風情は、儚さと・・
哀愁さえも帯びていて。秋に似合いますね。

【同色のレースのストールを羽織って】
さて、今日の写真。【前回】 に続き、再び “レース&レース”!
~なんて。私の1番のお気に入りです。
おまけに今日のように身に着けないまでも、
こんな風に写真を撮っているだけで、心、ウキ、ウキ。
これ程、手軽に時めく方法を知りません。
先日の A・クリスティーの 【秋の吐息】 ならぬ、
「秋の時めき」 ~なんて命名しましょうか・・。
いよいよ “お洒落の秋”、到来ですね。
夏は汗をかきますので、どうしてもシンプルな服装になりがちですが、
秋は、どんなにレースがたっぷり付いていてもいいですものね。
せいぜい楽しむと致しましょう。
そうそう、レースで思い出したのですが、
先日の ピンクのワンピース 。実は色が全然違います。
写真では、ショッピングピンクに近い色になっていますが、
実際は、くすんだピンク。どちらかと言えば、藤色に近い色。
写真の色は、あまりにもドギツクて、私の好みではありません。