なんだなんだ?
なんで突然AX125が出てくるんだ!
って言われそうだけど・・・
昨日の帰宅途中で引き取ってきた車両だったりする。
オイルポンプのオーバーホールや、フロントフォークの再メッキ等で、お付き合いのあるお客様の車両。
ほぼ組みあがったが、エンジンの不調等で短期入院となった。
症状的には、エンジンの不調・・・
エンジンを始動させてみると、確かに始動するが、レスポンスがもんげー悪い。
しかも、スタータを戻すと止まりそうになる。
感覚的には、キャブレターの油面不良みたい?
他にも、キャラバン君に積み込むときから気になっていたけど、フロント周りがフラフラと落ち着かない。
ステムベアリングの劣化とも違うみたいだけど・・・
まぁ、いいか・・・
フロントホイールのスポーク張替えと、タイヤ交換も依頼されているので、まずはリアタイヤの交換から。
だって、リアタイヤがパンクしているみたいで、移動が大変なんだもん!
オーナーさんが準備してくれたタイヤは、IRCの70/100なので、ちょっち細いか?
まぁ、予想してたよりも違和感がない気がする。
これで、移動が楽になった!
さて・・・
まずはキャブレターだなぁ
と言うのも、スロットルを戻したとき、アイドリングアヂャストスクリューに当たる音が2回聞こえる?
同調が合ってないなぁ
ばらすか・・・
キャブレターの問題は二つ・・・
フロートチャンバーが左右逆だった。
でも、なぜかスタータの動作はしていた。 <これが謎だけど。
左側(本来)のフロートチャンバーを確認すると、スタータバルブが思いっきり詰まっていた。
キャブレタークリーナでは歯が立たなかったので、仕方なくエアブロウ。
ポン! って感覚と同時に、茶色い小さなゴミが飛び出してきた。
ちなみに、キャブレターに高圧空気の攻撃はご法度だからね!(精密機器です!)
さて・・・
あれ?
油面も2ミリくらい高くなっている。
あれ?
パイロットジェットの番手が違うぞ!
本来なら#20のはずだが、#15が入っている。
これは、HX90の番手だと思う。
でも、キャブレターの刻印は、「307」なんだよなぁ
まぁ いいか
んで
キャブレターは、油面の調整とパイロットジェットの交換を行った。
つぎは・・・
コンタクトブレーカのギャップが、0.15ミリくらいしかなかったので、0.35ミリに調整した。
点火時期も、とりあえず調整・・・この時点では目視で十分。
そうそう
フェルトは、オイルで湿らせて置かないとダメだよ!
この子は、からからだったので、きちんと湿らせておいた。
キャブレターを取り付け、引き代と同調を行い、オイルポンプのワイヤーも調整した。
さて・・・
無事にエンジン始動!
あっ これは初めての始動ぢゃぁないからね。
温まっていないエンジンで、こんなに回転は上げません!
なんだか、妙に元気の良いエンジンだ!
このまま試乗できそうな気もしたけど、車体周りに不安があったので、ひとまず作業終了。
昼飯後に作業を開始して、思いっきり5時間くらい格闘していた。
ちなみに、フラフラの原因は・・・ステムナットの緩みだった。
他にも不安要素を発見してしまったので、試乗はフロントのスポークを張り替えてからだなぁ
オーナーさんが再塗装した外装は、なかなか渋くて良い感じ!
車両入手時は、かなり状態が悪かったみたいだけど、メッキも磨かれて綺麗!
エンジンも、多少シリンダー周りから音が出てるけど、レスポンスがいいので、楽しく走れそうだ。
YA0014