ミッションオイル不足で、異音が出ていたGT185。
右側クランクケースカバーのガスケットが手に入ったので、ひとまずクラッチ周りを確認してみた。
プライマリードリブンギアアッセンブリーとスペーサー表面に焼けた跡でもあれば・・・
(スズキさんも同じ部品名なのか?)
でも、微妙な摩擦痕はあったけど、意外に綺麗だった。
確かに油分はまったくなくカラッとしてたので、軽く磨いて秘密のオイル塗って組み上げた。
フリクションプレートの磨耗は・・・基準値がわからないのでそのまま組んぢゃった。
それにしても、マフラーを外さないと、カバーは開けられないのは、何とかしてくれ!
もんげー面倒だ!
気になったのがリアブレーキのストップランプスイッチのスプリング?
標準仕様を知らないので、なんとも言えないけど、こんな角度で引っ張っていいんだろうか?
まぁ いいか!
さて
エンジン始動!
おゝ!
静かに回っている。
ミッションオイル不足で走っていても、意外にミッション側にダメージは少ない気がする。
同じようなトラブルを何回か見てるけど、ほとんどクラッチ周りのスペーサ交換で復活している。
そうは言っても・・・
充分に潤滑されていなかったわけだから、本来ならばミッションも開けるべきなのかもしれない。
それでも不思議な異音が気になった。
スロットルを戻した際、ある回転数域で「カチャカチャ」って音がする。
なんとなくクランクケース内部からではなく、空気中にある部品の干渉する音に聞こえた。
あれ?
チャンジペダルが暴れてるぞ!
パーツリストで確認すると、カバー内部でリンクしている構造みたい。
こっちかしもマフラー外さないとダメなんだ・・・
でも、チェンジペダルの奥は、ものすごい構造だった。
HX90もリンクしているけど、こちらも良く考えたもんだ。
本来のシフトシャフトは、ドライブスプロケットの裏辺りにある。
その固定ボルトが緩んでいたのが、カチャカチャの原因かも?
結果的には、リンクのバックラッシュが大きいので、多少音が小さくなった程度・・・
まぁ、原因がわかれば問題ないだろう。
なかなか良く走る!
実は30年位前に、ブルーのGT185を持っていたことがある。
確か、仲間からもらって、足として乗っていたと思う。
セルスタータが付いてるので、地味に便利だった記憶がある。
そのときも、ゴムみたいなエンジンだと思ってたけど、やはり記憶は正しかった。
不思議な低速トルクで走りやすく、ギアの選択が適当でも、なんとなく走っちゃう。
びよぉぉぉ~んって
もう少し走らせてから、もう一度ミッションオイルを交換するつもり。
腰下は開けないでも大丈夫そうだ。
SC0001