声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

注文の少ない料理店

2017-08-18 10:08:37 | Diary
数日前に立ち寄った中華料理店でのこと…。

( あれ?駐車場に一台も車が止まっていない…)

以前は、昼前だったが数台の車が止まっていて、
店内にも4、5組の客がいたはず…

だが、
この日は、なぜか駐車場もそうだが店内も閑散としていた。

「もしかして経営者が変わったんじゃないか?」

との夫の小声に促されて店内を見回すと、確かにどこか雰囲気が違っている…


以前は、赤字で書かれた逆さまの「福」など、
もっと華やかな飾り物が多かったようだが、急に簡素になっている、

やはり経営者が変わったのか?


この中華料理店は安くて量が多いのが売りだったはずだが、

メニューを開くと…

それ自体は、以前のものとあまり変わっていないし、値段も高くなっているようには見えない。


入ってしばらくして、先ほどまで電話中だった女性スタッフがオーダーを取りに来た。

カタコトの日本語で答えた彼女は、以前と同じ中国系の人らしい…。

ひとつに纏めた黒髪に薄化粧の顔、
質素な白いブラウスに紺系のスカート、

年の頃、40歳前後だろうか、笑顔の優しい印象でカタコトではあったが丁寧な日本語で話した。

カーエアコンで冷えた身体を温めるつもりで辛味噌ラーメンを頼んだ私は、

以前ここでランチした時、夫が

“旨くはないが不味くもない、値段相応だ”…
と言った事を思い出した。

正午を30分ほど経ったが、客は1人も来ない。

なんとなく、イヤな予感がした。

先ほどの女性スタッフが、

まず、夫の頼んだラーメン&餃子定食を運んできた。セットをテーブルに置く時、白い手が緊張しているように見えた。

続いて、私の頼んだ辛味噌ラーメンが運ばれてきた。

一口、麺を含んだ途端…

( うへ〜っ、マズい!)

と思った。

伸びきった麺が口の中に絡みつくようだ。

夫は無言で、食べている。

残そうかとも思ったが、黙々と食べた。


支払うとき、
レジに立った先程の女性スタッフが

「お味は、いかがでしたか?」

と、和かに私に問いかけた。

( マズい、とは言えない…なんと答えればいいのやら…)

一瞬ことばに詰まった…。

「そうねぇ、麺はもうちょっと硬いほうがいいかな…」と、答えると


「麺の硬さは、言ってもらえばお好みに合わせます」と、和かに彼女は答えた。


( そういう問題じゃないんだけどな…)💦

車に乗ってから、夫が

「 あ〜、マズかった。アレならオレが作ったインスタントラーメンのほうがマシだ」

と、ごちた。

…同感だった。

「よく、全部食べたわね 」

と、いう私に

「残したらワルい、と思って…」

それも、同感だった。

オーナーチェンジで、色々と模索中なのが
なんとなくわかった…

女性スタッフの印象がとてもよかったのは唯一の救いだ。

でも、たぶん…もう行かない。
😥

今日も朝から雨…。























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