冷え症にとって、つらい季節がやってきた。
とはいえ、
近くに温泉の多い我が家では、
夏場は足が遠のいていた“日帰り温泉通い”の季節が始まる。
先月の寒い日の週末、
久々に車で10分の場所にある隣市の温泉に出かけてみた。
山間にある個人が買い取ったという温泉施設で土日だけ営業している。
ところが、ルンルン気分で行ってみると
入り口を入ったところのガラス戸に白い紙が貼られ、
『施設の修理のため当分の間、休業します』
と、ある。
がっかりしながらも、イヤな予感。
以前のオーナーから現オーナーにかわったときの経緯を思い出した。
以下は常連客の言葉だが、
“温泉の維持にはメンテナンス費がべらぼうにかかるらしい…。
前のオーナーは、年会費制にして固定客を増やそうとしたが、その目論見が外れ、この施設を手放した。
それを買ったのが地元の建設業者で、温泉施設を使いやすいように改築し、土日だけ営業を続けているが、これじゃ維持費も大変だろう”
とのこと。
実際、以前は風呂上がりの休憩コーナーが別棟で狭く湯冷めしてしまいそうで不評だったが、
オーナーチェンジしてからは、
広くて明るい休憩コーナーができ、廊下で繋がっていることで利用者にとっても使いやすく快適だと好評だった。
ただ、土日だけの営業では経費が賄えないのは誰でも見てとれた。
…というのも、
ある時、フロントにオーナーの友人という人が座っていた。
結構、地位のありそうな雰囲気の年配男性だったが、
女性従業員が休むことになって、急遽、“店番”を頼まれたのだと言っていた。
モチベーションが下がっているのは確かだ。
一昨日、
もしかして、営業再開しているかな？
と思い、何度か電話してみたが…誰も出ない。
フロントの電話に出ないということは、おそらく営業していないということだ。
やはり…。
よい温泉なのに、残念だ…。
私の思い過ごしであることを祈ろう。😥
