子どもたちの力はすごい。
子どもで土曜日に小学校で「音楽であそぼう!」ワークショップをしてきた。
いつも誰が何人来るかわからない。学年もまちまち。来た子どもたちとする。プログラムはいろいろ、今回は導入に「いもむしごろごろ」といいながら、じゃんけんをする遊びをする。
ちょっと大きなこどもたちは恥ずかしがったり、「エー、そんなんいやや。うごかーん。」「楽器せーへんの」とか一応言ったりする。
でも、私もちょっと恥ずかしい。・・・でも、それでは子どもは乗ってこない。かなぐりすてて「いもむしごろごろ」と歌うといながらしゃがんで歩くと、「えーそんなんすんの?こっちこんといて」と声が上がるのも無視。
私が捕まえた子どもとじゃんけんをする。すると3回も負ける。・・「先生また負けてんの!よわいなぁ」
こうなると、子どもたちの方が乗ってくる。きゃあきゃあいいながら、結局おお盛り上がり。
楽しんだあと、「いよいよ、お楽しみの楽器を使って遊びます。」
今日は「森のくまさん」を好きな楽器を使って演奏する。どの楽器を選ぶのも自由。打楽器を選ぶ子もいるし、リコーダーを吹く子もいる。ぴあにか、マリンバは人気。鉄琴も。数のない楽器を選んで「先生なんとかして」と、いいに来る子もいるけれど私たちがジャッジメントはしない。「話し合って、どうしても話がつかなかったら、助けるよ」というと、すぐに自分たちでけりをつける。大体は。今回は指揮をしたいという4年生の男の子が出てきた。
4拍子の絵を書いてと頼みに来たので、楽譜の横に書くと、それにあわせて練習する。
20分ほどの自主練習、わからない子は聞きに来たり、難しい楽器を選びすぎたと思った子どもは楽器を変えたり。打楽器の子は自分でアレンジしたり。
私たちのワークで決まりごとはひとつだけ、
子どもの自主性を尊重する。
強制も、大声もいらない。
時間を決め、提案する。希望もできる限り受け入れる。制限や、枠はお願いしても守ってもらう。
曲を仕上げることにも必要以上に執着しない。すると、一月に一回、初めての子どもたちでもなんとか、協力してみんなで、音楽を作り上げる。子どもの柔軟性はすごい。今月もパワーたっぷりの音楽ができた。来月は何をしよう。たのしみ