どんな教則本を使ったらいいのかきかれました。
ちょっと一言では言えないのでずらっと書いてみました。
初心者の場合は、やっぱりアルテ1巻。指使いや、基本的な演奏技術。楽語辞典などが網羅されています。
2巻は途中で急に難しくなるので、今はそれまでにガリボルディを使います。
私の場合は2巻を終えてから、
モイーズの総合教育教程の
ドルメルスマンの50の旋律的練習曲。
24の旋律的練習曲と変奏
クラメルの100のやさしい斬新的練習曲
次に行く前にケーラーの練習曲
そのあとはひたすら、モイーズの48の技巧練習曲第1、第2まで
順番にやりました クルーツェール、ケスレール、ベーム、ベルビギエ、ツェルニー、
フュルステノー、スースマン、ショパン、ウィニャスキー
…リストの写真アップしました。読めるかなぁ・・?
ほかにボザをやるときボザのアラベスクエチュードをざっと。
今は遣り残していたアルテの3巻をやっています。
こう書いてみるとたくさんやってきたなぁ。
でも、結論から言うと、目的のない練習は成果が少なかったように思います。
ただただ、音符を追うのに必死では。
教則本はアルテのように3巻で一気に初級から上級までというのはちょっと無茶です。
ただ、概論的なものをマスターするには最適なエチュードだと思います。
同じレベルの、同じような跳躍、同じようなタンギング、同じようなロングトーンなど同レベルの
スタイルを変えた練習曲を何度も形や作者を変えてやっているうちに、気づいたら次のレベルに
移っているというような使い方が教則本なのではないかと今では思っています。
今は、タンギングの種類を増やすこと、調整感覚を養うこと、音質音色を研ぎ澄ますためには
どんな練習をしたら良いかということを考えています。それには教則本のほかに日課練習を
くわえることが大切だと思いますが、このタイトルではそれるのでまた別立てにします。