音楽の喜び フルートとともに

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心の友よ

2009-03-23 20:24:52 | 子ども

今日、運動場で子ども達を見ていたら、息子の小学生時代の先生が、他の先生や子ども達、高校生を含めて野球をしておられました。転勤されて、この小学校にいらしたので、時々ご挨拶。今日もごあいさつしたら、「37年間、今日で定年ですわ。退職記念野球をしてもらってるんですわ。」
高校生は教え子。小学校の野球クラブで教えていたそうです。野球で有名な高校に入ったそうです。
わざわざ聞きつけて、野球をしにきたそうです。
「長い間、お疲れ様でした。」短い世間話の後、そういって別れました。担任を持ってもらったことが無いですが、いつも子どもを見るときに目尻が下がって優しい笑顔になる先生でした。

今日は久しぶりに、2年のA君。
先生達の言うことや、ルールを守るのは大嫌いなのに、同じ学年の男の子同志と遊ぶと、リーダー格の子どもの言うことは、何でも聴きます。それなのに、1年生の子に泥水をかけたり、女の子をいきなり蹴ったり。行ってはいけない場所にいったり、
それでも、「どうしたの?なぜ蹴るの?ルールは守ろうよ。」と声をかけながら、穏やかに見守っていると落ち着いてきます。そうやっていると、他の子ども達が「ルール守ろうぜ。」といって助けてくれるようになってきました。そうすると、友達と穏やかに遊べる子どもです。

同じ2年のB君は今日は別の児童会から来たお手伝いの人の担当。
「B君が水道の鍵を持って逃げました。」お手伝いの〇○先生が言ってきました。水を使っていた途中だったので、水が出っ放しになっています。
ちょうど私の横に来たB君に「どうしたの?水道の鍵、もって来てくれたの?ありがとう。」
といったら、「しらん!」と部屋のすみのゴミ箱の方に行きます。先回りしてみると、ゴミ箱の底に鍵。
「いやー。」と先に取った私の手から鍵を奪おうとするので、まっすぐ彼の眼をみて、「どうしたいの?B君、〇○先生に自分で渡してくれるの?」というと、「うん。」というので、鍵をB君に渡しました。
すると、鍵をもって裸足で走って外へ出て行ってしまいました。走って追いかけて捕まえたい衝動を抑えて、「B君、〇○先生はこっちだよ。」とゆっくり声をかけて、
笑顔で待っていると…戻って来ました。帰ってきたBくんと顔を合わせてにっこり。
よかった。もう、最後まで見なくても大丈夫。〇○先生の「ありがとう。」という声が、水道の所から聞こえてきました。

A君が5時で帰ったので、片付けて、帰ろうとすると、門当番の先生といたB君に会いました、「さようなら」といつものように言おうとすると、B君が大きな笑顔で「おお、心の友よ。さようなら。」って。
ジャイアンの台詞を言っただけかもしれないけれど、「心の友よ。さようなら。」って返しながら、なんだかじーんとして涙が出そうになったよ。