Delosperma nubigenum 実家に植わっていました。母は「サボテンや」と言っていました。サボテンはすごく種類が多くて、愛好家がたくさんいるんですね、ネットで調べてびっくりしました。
今日は、朝読書会に行って、3時から梅田で最後のピアノ合わせ。
ゴーベールのソナチネ、本番は3月21日15時頃です。
今日は、中田百合子さんのピアノは前回よりも、ゆったりと一つ一つの音を味わいながら進んでいきます。本当に中田さんのようなピアニストと組んでいただけるなんて幸せです。
「もう少し早めに」と言ってしまいましたが、こっちの方が気持ち良いかも。もう一回よく考えよう。
S先生から、「フランスに留学した時のことを思い出して演奏したら、もっとよくなるよ。」というお言葉。
フランスの音楽、硬質な水、緯度が高いので、紫外線が強く、でも、日本より涼しく乾いている空気、ラベンダーの香り、くっきりと見える風景。
もっと、明るく乾いた音を使うっていうことかな?
転調、転調で色が変っていくのが、おもしろい曲ですが、私に絶対音感とか無いので、この数週間、チューナーとにらめっこ。基準の音階をしっかりとって、その上、色彩感覚を出すには同じ442Hzの同音でも明るい音、暗い音を使い分けることが必要です。
1楽章はallegretto,tres allant avec simplicite fraicheur 快活に シンプルな涼やかさを持って
2楽章はフランスの音楽には珍しく、andante quasi adagio avec une expression contenue おさえた表現でとあります。移ろう、光りや、水のきらめきのような、静かな風景や植物の感じがします。そしてシューマンへのオマージュ。
内向的、繊細、精神病を患い自殺未遂をはかり精神病棟で一生を終えた。子どものような純粋さと、卓越した技術。ゴーベールがラベルや、フォーレに師事しながら、晩年になって向かったのは一世代前のロマン派シューマンだったというのは、とても興味深いです。この2楽章からは哲学的な精神性を感じます。
後、1週間。もう少し曲への理解を深めたいと思います。