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まちづくりプランナー

2009-03-24 19:41:44 | 子ども

枚方市の社会福祉協議会が、2005年に以後5年間の福祉計画を立てるにあたって、市民の声を聴くという試みをしました。それに私も市民の一人として参加しました。

41万人の市民一万人に一人の計算で、41人、6歳から高齢の方まで、障害を持った方も健常の方、あらゆる職種、階層から公募したプランナーによって一ケ月に1回、1年をかけて、意見を上げていくためのワークショップが行われました。

計画4年目、計画の進行管理役に公募プランナーから二人選ばれて、円卓会議を4年間してきましたが、今日は、経過報告のために、社協の音頭とりで、枚方の各校区福祉委員から2名ずつ、プランナー、一般市民のみなさんの約110名が集まり、フォーラムを開催。
パネリスト参加してきました。

役所とは、いろいろとつきあってきましたが、半官半民の社協の市民の意見を聴こうという、こんな丁寧な取り組みは他には無かったし、他の市などでも聞いたことがないです。

4年経ってわかったのは、「話を聴かれる、計画を作る」ということが、自分達で、機関紙を発行したり、障害者の方と一緒になってボランティアサークルをつくったり、地域の福祉活動に参加したりと、既存の組織のお手伝いにとどまらず、主体となって、活動をしていく契機となったこと。

社協の目的の一つは、年々高齢化していく校区福祉委員会の主体となって担う人を増やしたいということでしたが、平日の昼間動くことの出来ない層。若者や、サラリーマン世代が、地域のために出来ることをそれぞれの場とやり方でやりだしたということ。望んだような方向ではなかったかもしれないけれど、確実に地域の底上げとなっています。

私自身は、「子どもを暴力から守る」ということがライフワークだと思っているのですが、そのためには、安心して暮らせる地域をつくる。ということが、必要不可欠だと思っていたので、喜んで参加させていただきました。以前は理念と、講習にうかがうというのものだったのが、自ら発信して、人とつながることで、実際に子育てサロン、ふれあい音楽で遊ぼうワークショップ、保育サポーター、児童会とどんどん子ども達との現場ができ、その場その場で、顔の見えるつながりで非暴力に、チャレンジできるようになってきました。

次の計画策定まであと一年。枚方市社会福祉協議会の勇気あるこの取り組み、市民の意見を聴くということを続けることを強く期待しています。