音楽の喜び フルートとともに

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ソナタでダンス

2011-10-27 21:25:10 | 音楽

実家に植わっていたので、「サザンカ?椿?」と母に聞くと、「お茶の木。おばあちゃんが持ってきたんやわ。」って祖母が亡くなって、16年。私が知らない内にも、そこにあって育っていたのでした。

お茶の木は、ツバキ科。中国種と、インド、アッサム種に大別されるそうですが、元は同じお茶の木で、そのまま乾燥させると、緑茶、半発酵させると烏龍茶、完全に発酵させると紅茶になるそうです。
そのうち、葉を摘んで、お茶にして飲んでみたい。おばあちゃんのこと、思い出しながら。

発表会まで後1週間。
ヘンデルのGdurのソナタと格闘中のEさん。
リズムが苦手。特に、弱拍が絡むと、弱い。
長いロングトーンの間、数えていますが、次の入りがわからなくなってしまいます。

原因は、練習中正確にリズムをとらえようと、4分の4拍子を、8分音符一拍で数えて、それが中々大きなリズムに戻そうとしても戻らない。
2分音符なら、1.2.3.4。
2小節も、のばそうものなら1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.と、とってしまうので、途中でわからなくなってしまいます。

理屈ではわかっているのですが、むずかしいところや、緊張したりすると、また戻ってしまいます。

今日は、いろいろ対処法を考えましたが、後1週間。理屈を言っても、とても間に合いません。
手で4拍子の指揮を振ってもらい、口で歌うのがいいかと思いやって見ましたが、歌を歌っているうちはいいですが、笛を持つと、手を振れないので、やっぱり元に戻ってしまいます。

それではヨシッと、笛を吹きながら踊ってもらうことにしました。
スクエアーダンスは、四角の頂点を一歩づつ足を進めて揃えてとやりますが、ややこしくすると、またわからなくなるので、左右だけにして、右一歩、揃え、左一歩、揃え、右一歩、揃え、左一歩、揃え。で、4拍。イット、ニィト、サント、シィト。
揃える方が弱拍になるので、アップビートと、ダウンビートの違いが出ていいのです。

ヘンデルの2楽章をこれで、一緒にやってみると、かなりきつい。「しんどなってきたわ。先生。」と休符のときにいうので、「ダイエットになるよ、ダイエット!」と叫び返して。何とか、最後まで。

これでやると、問題の箇所だけでなく、全ての音符が整理されて、キャラクターがはっきりしてきます。

「おもしろくなってきたわ。」
「そうそう、ヘンデルの曲は、もともと踊りのリズムが多いから。楽しいでしょ。」
解決の希望が見えてきました。あと一週間、がんばろう!